本文をいざ書き始めようと思っても、最初の1行がなかなか
出てこないということはないですか?

書き出しをうまく進めることができたら、文章はスムーズに
続けていけます。

また、メリットは書き手だけでなく、書き出しが魅力的であれば、
読者を没入させることもできます。

ということで、今回は、SNS/メルマガ・LINEで
一瞬で心を掴む「文章の書き出し」を解説していきます。

文章の書き出しとは?

文章の書き出しとは、本文の最初の文章で、
タイトルやリードが読み手の興味を喚起させるのが、
役割だとすれば、書き出しは、本文の世界に没入させるのが
役割です。

一瞬で心を掴む「文章の書き出し」のコツ

疑問文から始める

疑問を投げかけれると、答えを知ろうと読み進めてしまいます。

なので、書き出しから使うのも有効です。

流れとしては、疑問、理由、答えの構成にしましょう。

呼びかけから始める

相手からやりたいと思っていることを呼びかけにすると
振り向いてくれます。

◯◯しませんか?
◯◯していますか?

と呼びかけた後に、なぜそれをするといいのかを話します。

呼びかけ+理由をセットにしましょう。

超短文で始める

書き出しが長いと、読み手は疲れるし、わかりにくくなるので、
短文で始めるようにしましょう。

超短文は、わかりやすくて、わかりにくいという両面を持っています。

そのデメリットの部分を理由として答えることで、
リズム感がよく思わず読み進めていける文章にすることができます。

超短文+理由で書きましょう。

超短文は、AはBです。と書くのが基本形で、物事の主体と結果を
繋げることをしてください。

Aには、誰が、何がを、
Bには、結果を入れましょう。

理由は、AがBであることを明確にしましょう。

結論から始める

◯◯です。あるいは、◯◯ではありません。と断定口調で
結論を最初に伝える書き出しをすることで、

読者に反論したくなる心理を誘います。

この反論したくなる心理が本文を読む動機へと導いてくれます。

なぜ、書き手がこのような結論にいたったのを
知りたくなるのです。

結論から始め読者に反論したくなる心理を与えるコツは、
話のテーマを二項対立することです。

生と死など、2つの考え方あって対立状態にあるものが
いいです。そして、自分の立場を決めて結論を決めます。

断定されると、自信を相手に感じ、その論拠をどうしても
知りたくなります。

セリフから始める

セリフは、文章に臨場感を生み出し、読み手に感情移入させる
効果があります。

他にも難しいテーマをわかりやすく解説する時などにも
使えます。

セリフを使う時の注意点は、読み手がすぐにイメージできるように
することです。

登場人物が多いと、区別することが難しくなるし、
セリフも長いと読みづらくなるのでやめましょう。

感情から始める

人は、感情むきだしの人を見ると、思わず見入ってしまう癖があります。

人はそれだけ、他人が何を考えているのかどういう気持ちにいるのかに
敏感に反応しやすいのです。

主語+述語+理由で感情を表現しましょう。

驚きから始める

驚きは、コントロールできません。

なので、読み手の注意を一瞬で引きつけ、疑問や好奇心を喚起させることができます。

人が驚くのは、予想に反した時です。

誇張表現から始める

誇張表現とは、ありえないほどの極端な表現です。

誇張表現の持つインパクトやユーモアに読み手は心を掴まれます。

(例)

・驚きのあまり、目が飛び出そうになった。

話題のニュースから始める

メディアで何度も報じられる情報は、重要なことだと思うことを、
アジェンダセッティングと言います。

人は、トレンドであるニュースを知っておかないとまずい、
乗り遅れたくないと思いから、チェックする傾向があります。

特に情報先が権威である場合、信用しやすくなります。

短いエピソードから始める

エピソードを作るコツは、自分が実際に体験して感動した出来事や
学んだことを選ぶといいです。

・おもしろい
・怖い
・悲しい
・楽しい
・凄い
・素敵
・なるほど

など、リアルティーのあるものだと、その世界に入り込みやすいです。

予告する

◯◯の話ですと書き出しに使うことで、期待感を与えることができます。

ただ、普通に予告してもワクワクしないので、読みたいと思えるように
予告しましょう。あとネタバレもしないようにしましょう。
続きがバレるとおもしろさが半減します。

結末がわからない程度にクライマックスをちょい見せするのが
ベストです。

映画の予告などを参考にするといいです。

まとめ

SNS/メルマガ・LINEで一瞬で心を掴む「文章の書き出し」を
解説しました。

これであなたは書き出しに苦労することはありません。

何度も見直し、自分で書けるようなっていきましょう。