アパレル、家電量販、賃貸物件などで販売員さんや営業マンさんの話し方で購入意欲がなくなったことはないですか?

話し方が悪ければ、購入するつもりだった人ですら逃げられてしまいます。

YouTube上での話し方と商品を販売する時の話し方は、キャラクターにもよりますが変えた方がいい場合があります。

なぜなら、視聴者さんであるお客さんは、お金を払う側で痛みを伴うリスクがあるからです。

YouTube上で無料で視聴するのと、商品を買うのは別の頭になります。なので、頭を合わせる必要があります。

本記事では、YouTubeでの話し方ではなく商品を販売する時の話し方の注意点やコツについて解説します。

自分の商品をオンラインセミナーで販売したい人は参考にしてください。

これであなたも自分の力で稼げるようになります。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で不快に感じさせる4つの『話し方』

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で商品を売れない話し方から見ていきましょう。

当てはまるものがあれば、すぐに改善してください。

1.えー、あのー

話すたびに、えー、あのー、などと言う人がいます。考えながら話す時に言いがちです。他人からすると、耳障りで非常に気になるのでやめましょう。

2.触り癖

話している時、あるいは聞いている時、髪を触ったり、顔を触ったりする人がいます。落ち着きがないように見えたり、自信がないように感じるので触らないようにいることに慣れましょう。

3.専門用語のオンパレード

聞き手が知らない言葉を使っても意味がありません。自分の知識を見せびらかしても商品は売れないので相手が理解できる言葉を使いましょう。

4.聞き取りにくい

オンラインセミナー(プレゼンテーション)では、マイクの端末を通じて相手に音声を届けます。

相手も端末を通して聴くので自分の音声を整えることだけが聞き取りにくさの解決になる訳ではないですが、最大限聞き取りやすくできるようにはしましょう。

・マイクが遠くないか?→置き型のマイクは距離感に注意
・マイクが近すぎて音が割れていないか?→マイク付きイヤホン、置き型のマイクは近づけすぎない
・マイクの性能が良すぎて部屋や外などの生活音や環境音を拾いすぎてないか?→マイクの指向性を変えれる場合は、単一指向性にしましょう。
・マイクの性能が悪くて、音が拾えていないことはないか?→マイクの性能によって音の拾え方は全く変わります

相手が音声を聞くにあたって最低限考慮させたいところは、ノート型パソコン経由のスピーカーです。

音量が小さくなりがちであること、大きくすれば音が割れやすくなるし、話してもらう時にも聞くのと同じ症状が出がちです。

なので、マイク付きイヤホンか、マイクとイヤホンを別々に用意してもらうことが望ましいです。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で信頼を勝ち取る5つの『話し方』

子供や若者、ギャルの話し方って軽く感じますよね?

それは、言葉や内容だけでなく話し方が幼稚だからです。同年代に話す時は、問題ありませんが、歳上がターゲットになる場合は販売する時だけでは話し方を変えた方がいいです。

どんな話し方をすれば、軽さを消せ、信頼してもらえるのかを解説します。

1.最初の言葉

最初の一言で印象が決まります。なので、出始めの言葉に注意しましょう。

・声が震えないよう発声する
・声が小さくならないように大きな声を出す
・噛まないようにする

本番前に発声の準備をしておければ、最初の声が出しやすくなります。

あとの項目で解説しているので参考にしてください。

2.最後の言葉

最後の言葉は、記憶に残りやすいです。印象の残る言葉を伝えて余韻をいつまでも残せるようにしましょう。

3.肩書きを名乗る

肩書きは自由に名乗れます。自分の商品やサービスを販売しやすいような肩書きをオンラインセミナー中に名乗り、専門家であるように自分自身を権威化させましょう。

4.引用

有名な人の言葉を引用して使いましょう。そうすることで、自分自身の言葉を説得力を増せるように底上げできます。

特に自分自身がまだ実績などが劣る場合は、有名な人の言葉を使って反対されないように信用性を高めるべきです。

5.体言止め

体言止めとは、文の末尾を体言(名詞・代名詞)で終える表現方法のことです。

体言止めを使って話すことで知的で博学があるように思わせることができます。重要なことを説明する時に体言止めを使うとその議題が強調され効果的です。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で共感してもらえる3つの『話し方』

人というのは、不思議なもので、正論や理屈だけでは動きたくないのです。

話し手のことが嫌いであったり、自分の感情が動かされるものでないと人の話を聴かないのです。

なので、人に好かれる話し方をしないといけません。人に好かれるには、共感が必要です。共感を得る話し方を教えます。

1.失敗ネタ

とんとん拍子で上手くいき、何の苦労もしてこなかった人に共感できますか?

それに対して、失敗ばかりしてどん底に落ちては辛い思いをしてきてなんとか乗り越えることができた人だと共感できる部分がありませんか?

人というのは、辛く悲しい気持ちを共有しあえる生き物です。なので、失敗や辛い話をしたら、共感してもらうことができます。

2.世代ネタ

相手と年齢が近かったら話しやすくないですか?それは、世代の経験や価値観を理解しやすいからです。

オンラインセミナーの参加者さんの層に合わせて、世代の話をできるようになりましょう。その世代にしかわからない話ができれば、一気に距離を縮めることができます。

・世代ごとに流行ったこと(映画、アニメ、音楽、商品、娯楽)
・世代ごとの世界と日本の大きな出来事

などをGoogle検索で調べて、詳細は、Wikipediaで知識を入れるといいです。

3.今、話題があるネタ

今、大きく話題になっていることがあれば、コミュニケーションのネタにしましょう。

例えば、2020年、『鬼滅の刃』が空前絶後の大ブームになりましたが、ニュースになったり関心が高い人が多いと思われる内容を好意的に話すことで好きな人に同調してもらいやすくなります。

*『鬼滅の刃』(単行本/アニメをきっかけに人気が高まり、映画の歴代最高興行収入の1位を記録:約400億円 来場者数約2896万人を突破)

人は、自分と似た人を好む傾向にあるので、好きなことを話題にすれば、自然と人に対して好感を持ってしまうのです。

今、話題になっている=関心がある人が多いことをネタとして話すことは、共感してもらえる機会が高まります。

2022年に起きたロシアによるウクライナへの暴挙は、ネガティヴな内容になりますが、悲しみや怒りを話すことで、同じように思っている人たちには、価値観を知ってもらえ共感を得ることができます。

政治や宗教など人によって考え方が違うものは話題にしない方がいいですが、戦争はよくないものと誰しも明確に言えることなどは意見を述べてコミュニケーションの話題にあげても問題ありません。

ただ当たり障りのない話をするより、他人の言葉ではなく自分のメッセージでまた相手にも自分ごとと思えるように話ができれば、より共感してもらえる人は増えるでしょう。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で人を動かせる『話し方』

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で人を動かせる『話し方』にはコツがあります。解説しましょう。

小さいことからお願いする

人に商品を買ってもらうという大きいことを、いきなりお願いしてもなかなか聞いてもらえるものではありません。

だから、行動しやすい小さいことからお願いして慣性の法則を働かせることがポイントです。

慣性の法則とは、一度動き出したら、外からの影響を受けない限り、そのまま動き続ける力が働きます。同じように、止まっている状態で、外からの影響を受けない場合は、そのまま止まり続ける力が働きます。

人も慣性の法則と同じです。一度、行動を取ると、次の行動が取りやすくなります。それは、重たい腰を上げたからです。

ちなみに行動し始めたら、次の行動が取りやすくなるのは、慣性の法則以外にも、作業興奮も働いています。

作業興奮とは、作業を行うことで筋肉が動き脳細胞が活性化する現象を言います。側坐核が筋肉を動かすことで刺激されアセチルコリンという神経伝達物質を分泌するために、気分が乗って集中力が高まります。

このように脳のメカニズムを活用すれば、人を動きやすくできるのです。

さらに小さいことからお願いし次の新しい行動をさせる時は、一貫性を感じさせるようにしましょう。

人は、一貫性を保ちたいという心理があるので、自分が言動に引きづられるのです。

そのことを利用して、矛盾した言動を取らせないようにしていくことができます。

例えば、痩せたいという気持ちを相手自ら伝えさせたら、痩せるための行動を取らなくてはいけないと思うようになります。

つまり、あなたがダイエットプログラムを販売しているのなら、体重を痩せるための提案を断りづらくなるのです。

断る=痩せるための行動を放棄したと思うので一貫性が崩壊し矛盾することになるので、やろうとなります。

行動を自分の意思でどんどんさせるには、行動したことでプラスになる結果を体験させることです。

脳の中で、行動すれば自分にとって良い結果が手に入ると思うことができれば、人はそれをまた得たいと思って自然と行動がされるようになります。

なので、オンラインセミナー(プレゼンテーション)を通して行動させ、相手が得たいと思っていることを体験させてあげてうまく導いてあげましょう。

コミットメントさせる

言葉として出すことは、非常に大事です。話す、あるいは書くことで、頭の中を整理できるからです。

ほとんどの人は、自分の目標や夢を紙に書いたり、人に話しません。だから叶いません。

それは、ぼんやりして思ったり悩んだりしているだけだからです。同じことを堂々巡りして行動につながる決断ができないままにになるのでコミットメントさせましょう。

コミットメントすることで実現ができます。

周りの人がいる状態でコミットメントすると、内容を他人に聴かれるので約束を破りたくないと思え、より励むことができるようになります。
(自分に近い距離の人でかつ指摘される環境であればなおよい)

また応援してもらえることで頑張りたいと思えるようになります。オンラインセミナー(プレゼンテーション)の雰囲気が良くなり、目標に向かって一緒に頑張ろうという連帯感が生まれるので、その後の商品も売れやすくなります。

良い影響をその場で与えられるのでコミットメントをシェアさせるようにしましょう。

ちなみに、シェアすることで、前の項目で解説した一貫性の法則も高まります。

相手目線の言葉を使う

大人が赤ちゃんや幼児と接する時、赤ちゃん言葉や子供が話す言葉を自然に使いますよね?

それは、大人の言葉を使ったら意思疎通がうまくいかないことを知っているからです。

だから、相手に目線を合わせて言葉を選んでいるのです。自分以外の人と話す時も同じです。

生まれた環境やこれまで経験してきたことや知識が人それぞれに違うので、そのまま話すと通じ合うことはありません。

なので、相手のことを常に自分から知ろうとしてください。そうすれば、人を動かせれる話し方がわかってきます。

体験を語る

人が他人の話を聴いて為になると感じたり、共感するのは、その人の特有の経験です。自分の経験というのは唯一無二なもので具体的であるのでイメージしやすくメッセージが届きやすいのです。

なので、オンラインセミナーでは、体験をたくさん話してください。体験の話し方は、ストーリー仕立てにするとさらに人を惹きつけることができます。

人を魅了できたら、動かすのは簡単です。

時間を身体で感じさせる

体験を語る=過去の話になりますが、話し方を現在形にするだけでリアルタイム性を持たせることができます。

また、今を軸に、過去や未来を遡らせる表現をすることで時間を身体で感じさせることができます。

例えば、子供の時の話をする時に、今から、20年前に言うことで、20年の歳月の重みを伝えることができます。

人を動かすには、過去や未来を想像させて、変化したいと感じさせることが必要です。

その際に時間の経過をリアルに想像させることができたら、受け止め方が変わるので、与えたい言葉のイメージは何かを考え、それを言葉にしていけるようになりましょう。

自問自答

相手に考えさせたいからと言って質問ばかりしていては、時間がかかりすぎてしまいます。

そういう場合は、間を作りながら質問をして自分で答えるといいです。

例を紹介しておきましょう。

「失敗をしたくないからと言って、やらなければどうなるでしょうか?」
「何も得れないですよね?」

「私たちはそこで指をくわえて傍観者でいることが望ましいのか?」
「決してそんなことではありません。」

というように質問して間を起き考えさせてから、自分で答えます。

そうすることで、自分ごとに考えてもらえどんどん話を進めていくことができます。

新しい話

普段のYouTubeと話していることが同じであれば、新鮮さを感じることができず期待できないものになってしまいます。

人は常に新しいことを求めるので、商品やサービスまでYouTubeで話していることと同じだと思われると売れません。

なので、オンラインセミナーでは、YouTubeで話していないことを一つでいいので含ませるようにしましょう。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で人を惹きつける『ジェスチャー(手/指/身体/目の動かし方)』とは?

アーティストの本やCDやDVDなどがあるにも関わらず、Live/セミナー/講演に行くのは、Liveでしか味わえないことに価値があるからと思っているからです。

実際、メディアとは若干違う歌い方や話し方があったり、メディアにはないリアルタイムのトークがあったり、周りの人がいて場を共有できたりと違います。

オンラインセミナーでも、教材や普段のYouTubeの動画とは違うことを演出できます。

話す内容の他に手/指/身体/目線の動かし方であるジェスチャーを使うことによって伝わり方や見栄えが変わります。

特に商品を販売したい場合は、お客さんに安心して信じてもらえることが望ましいのでジェスチャーを使って高めれるようになりましょう。

基本姿勢

オンラインセミナーで立って話をする時は、おへその前で手を組みましょう。手の組みかたは、右手で軽く拳サイズに握り、左手で覆うようにします。

座っている場合は、机の上で同じことをしてください。ただし座っている時は手を組んでいる時間がないと閉鎖的な印象を与えてしまうので、
立っている時以上に手を動かすことを意識するようにしてください。

手の動きというのは、プレゼンターの態度や感情を表現できる強力なツールです。理由は、顔から近い距離で動かせる身体のパーツになるので人の視界に入りやすいからです。

緊張していると手が震えたりと心の状態を現すものにもなるので、手の動きには注意してください。癖も出やすいのでカメラを撮ることをしばらくして良くないことをしていれば改善していくようにしてください。

重要な場面に入る時

これから何かが始まると感じさせるジェスチャーがあります。組んだ手を胸の高さまでもってくる重要な雰囲気を出せます。

またお願いやお詫びのタイミングでこの姿勢をとると、丁寧な印象を与えることもできます。

キーワードや強調したいことがある時

トーク中でキーワードや強調したいことがある時は、胸の近くに片手を持っていき指を全てて立てて中央に寄せることをしてください。

ツボミを作る感じです。論理的な話をする時は右手を使い、感情に訴えたい時は左手を使ってください。

つまり、相手から見た時の手の動きが右脳、左脳に働きかけることになりメッセージが届きやすくなります。

問う時

受けてに向かって問う時は、両手を外に向けて大きく広げてください。あるいは、手を前に差し出してください。

数字の話す時

数字というのは、具体的にしたり印象に残るものなので、指を使ってさらに強調すると良いです。

また、数え上げる時は、指を折る動作をして数の多さをアピールしましょう。指は小さいので見やすいように顔の高さやそれよりも上にしてみせるようにしてください。

音に変化をつける

なかった音をいきなり聴かせると、人を覚醒させることができます。

学校で居眠りをしたら先生に大きい声で怒鳴られたり、生徒がうるさい教室で先生が自分の話を聴かせたい時に手をパンパン叩いたりしていましたよね?

YouTubeでもシーンが変わるとBGMを変えたり、アクションをよりわかりやすくするのに効果音を入れたりします。

オンラインセミナーで話している時も同じように活用できます。

手を両手で一つパチンと大きく叩いて注目させたり、ジェスチャーを一切止めて、話す言葉も止めて、静かな無音で間を作ることで次に話す言葉に注目を集めることができます。

視線を動かす

視線がずっと同じでは、筋肉が固まり疲れやすくなります。なので、一箇所にしないようにジェスチャーを使うことだけでなく、立っている場合は、移動してみたり、別角度で撮っている画面を切り替えたりしましょう。

人は、聞き手に注目するので、聞き手が動けば、その動きに視線を合わせて動かせることができます。

目を変えるタイミング

接続詞の逆説「しかし」や順接の「だから」「さらに」「最後に」を使うタイミングというのは、大切な内容です。

なので、そのタイミングで視線を若干変えると、注意を働かせることができます。

接続詞を話す声量を上げるのと同時に目力(目を大きく開く)を入れましょう。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」でやってはいけない『ジェスチャー(手/指/身体/目線の動かし方)』とは?

海外のTEDを見たりして真似ると、日本ではよく思われないジェスチャーもあるので注意してください。

腕組み

怒っているように見えたり、否定的に見えるのでやめましょう。

ポケットに手を突っ込む

海外のプレゼンターは、ポケットに手を突っ込んで歩いて話している人がいますが、日本では、好意的に思われないのでやめましょう。

足を組む

足を組んで話すのも海外では見られますが、ポケットに手を突っ込むのと同様日本ではよく思われないのでやめましょう。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で声を通らせるための発声の調整

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」では、第一声で印象が大きく決まってしまいます。

なので、緊張緩和も含めて、発声の調整をしておくべきです。声が震えず、大きく、自信のあるように通らせるにはコツがあるのでこちらを参照してください。→聞き取りやすい声を作るコツ

まとめ

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で商品を購入してもらえる『話し方』を解説しました。

「オンラインセミナー(プレゼンテーション)」で商品を購入してもらえる『話し方』には、

・声
・ジェスチャー
・内容

で作られます。これらはどれも大事なことになるので本記事で伝えたことを実践し話したで損をしないようにしてください。

共感され信頼される話し方ができれば、商品を買わせてくださいと相手から言われるようになります。

ぜひ、その状態を目指してください。