普段、YouTubeで無料でノウハウを公開しているけど、自分の商品を作って有料で販売したいと考えたことはありませんか?
その際、動画教材を販売するのに、YouTubeとどう差別化したらいいのか迷いませんか?
YouTubeでのコンテンツを出し惜しみすれば、価値が弱まり視聴してもらえなくなるので再生回数は伸びないし集客もできなくなります。
かと言って、YouTubeで価値をしっかり提供すると、教材で提供するノウハウがなくなり、結果、YouTuberでのコンテンツとの差別化ができなくなる、、、と板挟みに陥っていないでしょうか?
そんなYouTuberさんに本記事では、YouTubeの質を落とさずに有料の動画教材(e-ラーニング)を販売するコツを教えます。
自分の商品を販売できるようになると、収益は上がるし、再生回数に頼らずにして稼いでいくことができます。
再生回数を伸ばすための投稿にうんざりしているYouTuberさんは、ぜひ参考にしてください。
有料化できる5つのポイント
無料のものがあるにも関わらず、有料のものにお金を支払いたいと考える理由が、有料化のポイントになります。
1.量
2.質
3.結果
4.スピード
5.サービス
の5つです。解説していきましょう。
1.量
無料で提供されているYouTubeの動画のコンテンツの量が少ないと感じ、もっと量が欲しいと思っている人は、有料で量が増えるなら買いたいとなります。
品揃えを求めているのか、1テーマをもっと掘り下げたものの量を求めているのかどちらであるのかを知りましょう。
2.質
無料で提供されているものよりもさらに質が上がるのであれば、欲しいと思う人が出てきます。
例えば、YouTubeで提供しているデッサンの方法が、もっと綺麗に描けるやり方を教えてくれると言うのなら、もっとプロのように描きたいと考えている人には、教えてほしいとなります。
質を求めるのは、無料である程度満足している人が有料を求めます。
無料のYouTubeに価値をそもそも感じていない人は有料の商品を買うことはほとんどないです。だから、YouTubeは出し惜しみしない方がいいのです。
3.結果
結果を手に入れることができる商品があれば買いたいという人が出てきます。
例えば、彼氏(彼女)ができない人に、1ヶ月で作れる方法を教えるという結果が保証されている商品があるのなら、彼氏(彼女)が1ヶ月で欲しいと思っている人には刺さるのです。
ただし商品を利用してもらうことで、その結果を出せるように作ることができないとクレームになるので注意してください。
結果を手に入れれないのに、入れれるように言った場合、当たり前ですが、詐欺になります。
4.スピード
早く結果を欲しいと思っている人は、早く手に入れられるなら有料でも構わないと考えます。
例えば、YouTubeの動画では、1年間かけて体重を10キロ痩せれることを、結婚式やイベントですぐに痩せたり理由がある人で3ヶ月や6ヶ月で痩せれる方法を教える動画教材(e-ラーニング)を作れば、スピードを求めている人には、助かる商品になるのです。
有料商品とは、悩みや問題をダイレクトに解決できるもので、解決できるものを作れば、人はお金を払うのです。
5.サービス
サービスが付帯されるようになるのであれば、有料の方がいいと思われる人もいます。
例えば、個別の質問をQ & Aで答えてもらえるサービスで会員サイトに動画でアップして提供してもらえるなどです。
無料のYouTube動画ではしていないことを、つまり、細かいところをフォローするサービスを作れば売れます。
以上の5つが人が有料でお金を払ってもいいと考える理由のもとになります。
どこを補強すれば、有料にできるのかをお客さんの声を聴きながら、改善するといいです。
有料にしても売れる『動画教材(e-ラーニング)』の3つの戦略
YouTubeで無料でノウハウをたくさん公開していても、有料で商品は売れます。
なぜなら、YouTubeの動画は、パッケージ化されていないからです。
パッケージ化とは、結果を手に入られるように必要なことを整理しまとめたものです。
例えば、YouTubeで問題の解き方を教える動画をアップしているYouTuberだとすると、パッケージ化の商品を作るとしたら、こんな内容のものを作ります。
『12ヶ月で偏差値を30から60にスコアアップできる勉強方法』あるいは、『東大に6ヶ月で合格できるようになる試験対策講義』などと相手が望む結果を手に入れることができる商品を作ることです。
商品で提供する動画がYouTubeに公開していたとしても、相手は何をどう学べば、望む結果を得られるかわからないので、それをパッケージ化して手に入るようにしてあげれば、価値はそれだけで高まるのです。
相手が欲しいのは、結果であるのと、面倒なことや労力のかかることは避けたいのでまとめてもらえると助かるのです。
1.結果を手に入れることができる再現性が高い
2.結果を手に入れられる時間が早い
3.結果を手に入れるのが難しくない=簡単
である動画教材を作れば、高単価でいくらでも売ることができます。
有料の『動画教材(e-ラーニング)』を作る手順
誰に、何を与えるのか?
誰に何を与えるのかを考えましょう。
YouTubeの視聴者さんの中で、誰が何にお金を払ってくれるのかをリサーチして商品のテーマを決めましょう。
視聴者さんとダイレクトメッセージできるなら直接聞いてみるのもいいし、Twitterなどで尋ねてみてもいいです。
・どんなことに悩んでいるのか?
・自分のコンテンツでもっと知りたい、興味があるのは何か?
を探ると、売れる商品が見えてきます。
リサーチで注意してもらいたいのは、表面上の言葉を読み取るのではなく、真の欲求は何かを知ろうと努力することです。
例えば、馬車が移動手段の時代に、移動手段に関しての不満や求めていることをアンケートや聞き取りの調査をしても、もっと早い馬が欲しいという声が集まるだけ、鵜呑みにすると、もっと早い馬を育てることに力を注ぐことになります。
ですが、早い移動手段を求めているという真意に気づくことができれば、車という新しい移動手段を創造することができます。
固定概念に捉われず自由な発想で商品作りを考えましょう。業界やライバルの商品をベンチマークすると似たような商品しか作れません。
どんな利益があるか?
見込み客が求めていることがわかり、商品作りに反映させたら、最終的にどんな利益を相手は手に入れることができるのかを考えましょう。
利益が商品作りのゴールで、このゴールを達成できるように商品を作っていきます。
カリキュラムにする
動画教材(e-ラーニング)は通信講座になるので、自分で学び実践してもらいます。
カリキュラム通りに進めていけば、ゴールを得られるに作っていきます。
カリキュラムの作成のコツは、シンプルに迷わないようにすることです。
・何をやったらいいのか、わからない
・内容が難しい
・楽しくない
といったことがないように作ることが大切です。
まずは、やることを全部書き出し、どういう順番でやるのが最速最短で結果を出せるのかを考えましょう。
やってもらうことをとにかく細かく分けましょう。
伝える様式
何で伝えるかを決めましょう。
・ホワイトボードに書いて解説(学校や予備校などで教えられる)
・パワーポイントを映して解説
・資料なしで直接、パソコン画面を映して実践で教える
・実演を見せて解説
・ゲストなどを呼んでの対談
など、どうやって伝えるとわかりやすく価値を感じてもらえるのかを考えて決めましょう。
伝える内容の構成
PREP法で伝えるのが最適です。
PREP法については、こちらを参照してください。
→PREP法の型
動画の撮影機器
パソコン画面を撮る
パソコン画面を撮る場合は、無料のツールだとWindowsなら、Zoomがオススメです。ただし、画質はあまり良くありません。
Macの場合は、付帯されているiMovieがオススメです。
有料の場合は、Windowsは、Camtasiaです。Macの場合は、CamtasiaかFinalcut Proです。
パソコン画面で解説している自分を撮る
無料は、ノートパソコンなどに付帯しているカメラです。画質はあまり良くありません。
有料は、
・低単価 ロジクール Webカメラ C270n ブラック HD 720P
・中単価 ロジクール Webカメラ C920n フルHD 1080P
・高単価 RazerR Z19-03640100-R3M1 広角に撮ること/オートフォーカスが可能です。
・Cisco CD-DSKCAM-C-WW 4K
です。
ホワイトボード/実演で撮る
ソニー Vlog用カメラ VLOGCAM シューティンググリップキット ZV-1Gがおすすめです。
動画の撮影マイク
・ピンマイク ソニー小型ラべリアマイク カメラ対応 ECM-LV1 黒
・コンデンサーマイク ロジクール G Blue Yeti
・SONY(ソニー) B帯アナログワイヤレスマイクロホンパッケージ UWP-D21//KBJ パソコン本体に接続せずに録れます。対談やセミナー動画に最適
撮影のコツ
原稿を用意
慣れていないうちは、一言一句書いた原稿を用意して読み上げていきましょう。読む時に棒読みにならないようにしてください。
原稿を読むのに便利な道具として、プロンプターがおすすめです。
アナウンサーや政治家、テレビ局の出演者、ダイレクト通販などでよく利用されています。
原稿が流れるように表示されるのでスムーズに読むことができます。
編集ポイントを作る
録画中にいい間違えたり、編集したいなぁと思う箇所が出てしまったら、マイク近くですぐに手を大きく叩きましょう。
停止せずにそのまま再開する場合は、また手を同じように叩きましょう。始点と終点の編集ポイントがわかりやすくなります。
音が振れて録音されているので編集する時にわかりやすくなります。
撮影時間
撮影時間は、10分程度にしましょう。章、節、項にコンテンツを細かく分けて、時間を短くして伝えるのと復習しやすいし、集中して視聴できます。
余計な音はカット
有料教材なので、えー、あーなどの不快な音は極力削除しましょう。またサイレントが入りそうな場面は、録画を止めたりして注意しましょう。
・エアコンなどの家電の電源音
・宅配などのチャイム音
・騒音
が入らないように気を配りましょう。
編集ソフト
YouTubeで使用しているのをそのまま使いましょう。
有料の『動画教材(e-ラーニング)』を売るにはどうしたらいいのか?
価値を受け手にしっかり伝えることです。伝えるコツを解説します。l
商品名
有料の『動画教材(e-ラーニング)』に商品名を付けましょう。
商品名は、どんな商品なのかイメージしやすいもので、何が手に入るのかわかりやすい名前が望ましいです。
語呂がいいのも覚えてもらいやすく印象にも残りやすくなります。
メリットとベネフィット
商品の長所を伝えるとともに、最終的にどんな未来や利益が手に入るのかを詳細に解説しましょう。
購買意欲を高める
商品の必要性やライバルとの商品の違い、なぜ、あなたの商品でないといけないのか、なぜ、今なのか、また商品を買った人の声などを伝えることで、価値が伝わり、商品を買いたいという気持ちを高めることができます。
希少性の高め方
希少性を高めることで価値あるものだと思ってもらうことができます。
期間限定、数量限定、限定特典、購入制限(メルマガ読者限定)など伝えましょう。
リスクの排除
返金保証、結果保証、などリスクの排除をしてあげれば、商品の価値はさらに高まります。
まとめ
『YouTube動画(無料)』と『動画教材/e-ラーニング(有料)』を差別化するポイントを解説しました。
差別化ポイントがわかれば、有料の商品を作ることは難しくありません。
既に視聴者さんという見込み客がいるので、あとは求めていることをリサーチして商品作りをしていきましょう。
YouTubeで再生回数を狙った動画を作り稼ぐよりも、自分のやりたいことだけを動画してお客さんに商品を販売していく方が圧倒的に楽しいです。
感謝されますしね。ぜひ有料商品を販売してみてください。