教育系YouTuberとして、コンサルティングやコーチングを
しているけど、

コンサル生やクライアントの結果が思った以上に
伸びないと悩むことはありませんか?

あなたがいくらノウハウやスキルに自信を持っていても、
コンサル生やクライアントの学び方が悪ければ、

結果というのは、上がりにくくなります。

だからこそ、コンサル生やクライアントには、最初に学び方を
しっかり教えておくべきです。

教わる側の学び方(教わり方)とは、何が大事なのか解説していきましょう。

結果はどうやって上がるのか?

誰もが最初はできなくて、練習によりできるようになった
経験をたとえに、結果とは何かを考えてみましょう。

あなたは自転車に乗れますか?

特別意識せずに簡単に乗れると思います。
でも、初めて乗ろうとした時、問題なく運転できましたか?

きっとバランスを崩してうまく乗れなかったはずです。

でも、最終的に、運転できる=結果が上がるようになったはずです。

運転してうまく乗れなかった間から、
うまく乗れるようになった間までには何が起きたかと言うと、

うまく乗れない原因を知りあるいは、うまく乗れる原因を知り、
頭で思っているだけでなく実際に行動に移せるようになっています。

つまり、結果とは、原因が生み出しています。

なので、結果を上げるには、結果が上げるための原因を知り、
その原因に対処できる正しい行動ができたら結果は上がります。

ですが、原因と結果を言葉で説明はできても、

学問のように答えを導く解説が決まってる訳でもなく、
答えそのものが必ずあるものではないので、

結果を上げることが難しく見えにくくなっています。

他にも数値で測れないものもあるし、1人では自分を客観視できないし、
知識やスキルだけでなく、心構えも影響してくる場合もあるので、
できる人に教わっても誰もがみんなすんなり結果が上がるわけではないのです。

知識やスキルは、結果を上げるのに関係するのはわかりますが、
心構えは関係ないのでは?と言われることが結構ありますが、
大いに関係しています。

そのことをわかりやすいよう

イソップ寓話の「3人のレンガ職人」をたとえに
イメージしてもらいましょう。

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、
一人の男が道の脇で、難しい顔をしてレンガを積んでいた。

旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。
朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。

あんた達にはわからないだろうけど、
暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。
腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、
まったくついてないね。
もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。
ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。

俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。
大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、
別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、
悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

では、あなたに質問です。

3人のレンガ職人がいましたが、
ノウハウも知識も同じ状態だとします。

その中で、

誰が一番立派な大聖堂を造ると思いますか?
順番にしてください。

明白ですよね?

同じことをしていても、同じノウハウや知識を持ち合わせていても、
取り組む心が違えば、

出来上がるものは変わってくるのです。

つまり、結果が違ってくるのです。

なので、ノウハウや知識だけを教えていては、
ダメなのです。

心構えも伝えないといけないのです。

結果を上げる原因を作る3つの要素

結果を上げるには、3つのことが必要です。

1.知識
2.技術
3.心構え

です。

それぞれなぜ必要になるのか解説しましょう。

1.知識

知識とは、知っていることです。

例えば、ダイエットを成功させるのに、
カロリー計算ができなければ、

活動(運動)消費量と摂取量の差を知ることができません。

となると、食事をどれくらいまで食べたら太るのかを
知ることができません。

食事制限によるダイエットを教える場合、
痩せるという結果を得るには、

カロリー計算の知識が必要になるという訳です。

結果を上げるには、上げるためのいくつかの知識が
必要になってきます。

知識は、技術によって活用されると言えます。

2.技術

技術とは、できることです。

知識を得て、いくら知っていてもできなければ、
結果は上がりません。

例えば、スクワットによる運動でダイエットする場合、
スクワットが効果的に筋肉に効く動作ができていなければ、

効果を半減させてしまいます。

技術は、知識によって支えられていると言えます。

3.心構え

心構えとは、物事に対処する心の用意のことです。

イソップ寓話の「3人のレンガ職人」で話した通り、
心構えが整っていないと、

集中力が欠けたり、気づきが少なくなったり、などして
結果が上がらなくなってしまいます。

心構えは、知識や技術をよりよく使うためのものです。

3つの要素が絡んで、結果は現象として見せてくれるので、
この3つを指導者から学びとるようにしましょう。

結果が上がらない教わり方

聴かない/読まない

先生から学習する方法は、基本、

・PDF教材を読む
・動画教材を視聴する/講義を受講する(見る/読む/聴く)
・音声教材を聴く

の3つです。

学習するのに、ちゃんと聴いてなかったり、
読んでいなければ、

知識は定着しないし、間違ったことを覚えたり、勘違いしたりして、
行動に正しく移せなくなります。

そうなると、結果が上がらないことになってしまいます。

なので、この当たり前のことを徹底させること、
意識させることが大事です。

聴かない、読まないことの妨げになるのは、

集中力です。

集中力が落ちると、ちゃんと聴けなく読めなくなってしまうので、
コンサルする側としては、長時間の講義は休憩を挟むなどして、
コンサル生の状態を気遣わないといけません。

また、コンサル生側も体調不良だと集中力を高く維持できないので、
コンディションを普段からよく保つことをやってもらわないといけません。

集中力は、環境も大いに影響があるので整えましょう。

雑音がうるさいところや誘惑や雑念が入りやすい場所、
例えば、リビングで動画を視聴していれば、家族の声やテレビの音などが
聞こえてくるでしょうし、パソコンの周辺に漫画などの趣味のものがあれば、
気になったりしてしまい、集中力を落とす原因になってしまいます。

自分の頭を働かせない

クライアントが教わったことに対して、行動に移してみたけど、
結果が出なかったとします。

その後の質問が、

・わかりません
・できません

から教えてくださいというような内容であれば、
頭を使って考えていない場合があるので、

質問を正しくできるように指導しましょう。

質問の方法がわかっていない人も多いです。

オンラインでの指導は、目の前にいて付きっきりで指導する訳ではないので、
このような質問であれば、アドバイスの仕様がありません。

なので、的確にアドバイスできるようにも、

・何をいつ、どれくらい、どうやってしたのか
やるのにあたって何を考えていたのかを

説明してもらうことをしましょう。

5W2Hで伝えてもらうように言うと良いでしょう。

*5W2Hとは、英語の頭文字を取った言葉で、意味は、

・いつ(when)
・どこで(where)
・誰が (who)
・何を(what)
・なぜ (why)
・どうやって (how)
・どれくらい (how many)

です。

・何をいつ、どれくらい、どうやってしたのか
やるのにあたって何を考えていたのか、
この質問の方法を取ってもらうことで、

・タイミングが間違っていないか?
・作業量が足りていないか?
・考え方が間違っていないか?
・やり方が間違っていないか?

を確認できるので改善できるアドバイスをしやすくなります。

5W2Hで返信させることは、自分のやること
やったことを考えさせることになるので、

気づくも多くなります。

わかったような状態でなんとなくやる人も多いので、
言語化させることによって意識ができるので、

質問の仕方を変えさせることで自分で考える力も身につけさせることが
できるようになります。

必ず、自分の考えや意見をまとめさせてから、
アドバイスを請うようにさせましょう。

羞恥心で聞かない

教えてもらう立場で教えてもらっているにも関わらず、
羞恥心からわからないことを教えを請わないのは、
問題解決できないまま放置したり間違ったことを続けることになるので、
結果が上がりません。

恥ずかしい気持ちになり屈辱感を味わうことが嫌であると考えて
教わらないのは本末転倒なので、意味がないことを伝えてましょう。

素直でない

教わったことを素直にやらず、

自分のフィルターを通して解釈するのは、結果が上がりません。

何度も伝えている通り、結果を上げるには、
結果を上げる要素があるので、

うまくいっていない自分の考え方や行動や心構えで
やっても結果というのは、よくなりません。

なので、素直にやってもらうことが重要です。

途中でやめてしまう

水を熱して水蒸気に変えるには、

100℃に達さないといけません。

正しいやり方でやってても、一定のラインまで
続けないと、現象というのは現れないことがあります。

途中でやめてしまうと、結果を手に入れれないこともあるので、
継続が結果を上げることに関係することを伝えましょう。

先生と生徒の関係で結果が変わってしまう

教える側と教えられる側は、人対人です。

人は感情を持っているので、どうしても行動に
感情が引っ張られます。

例えば、学校教育のことを思い出してもらえると
わかりやすいですが、

好きな先生の授業は楽しく、時間が経つのを早く感じることは
なかったですか?

また、その科目の点数は他と比べて数字が高くありませんでしたか?

その反対に嫌いな先生の授業は退屈で、時間が経つのを遅く感じることは
なかったですか?

また、その科目の点数は他と比べて数字が低くありませんでしたか?

先生のことを好きになれたら、その人の話を集中して
人は聴くことができるようになります。

では、先生を好きになる理由は何でしょうか?

・授業内容自体が面白い
・教えるのが上手い
・信頼されている
・褒めてくれる
・尊敬できる

教える技術以外に人としての関係が好きになる原因を作ります。

先生側も人なので同じなのです。

生徒のことを人として好きになれれば、
情熱を持って教えやすいのです。

先生に好かれる方が絶対にメリットしかないので、

お金を払っているからと言って、お客様的な態度を取らず、
感謝の言葉であったり、マナーや礼儀を守り尊重し
尊重される関係を自分から作っていきましょう。

そうすれば、先生は、本来生徒さんに教えていないノウハウをポロッと
教えてくれたり、面倒を余計に見てくれたり、必要以上に気にかけてくれたり
してくれるようになります。

そうなれば、自分も相手のことをより好きになれるので、
相思相愛になれ、結果も上がりやすくなります。

まとめ

教わる側(コンサル生/受講生)の結果を考えているあなたは、
クライアント思いできっと優秀な教育系YouTuberでしょう。

本記事で伝えた通りあなたの知識やノウハウを疑う必要はありません。

コンサル生/受講生の学び方が悪かったために結果が出ていないだけです。

教わる側(コンサル生/受講生)の学び方さえ変えてしまえば、
結果は自ずと上がってくるので、学び方を指導しましょう。