なぜ、動画を最後まで試聴されるYouTuberと
そうでないYouTuberがいるのか?

それは、有名や人気を得たからではありません。

今人気のYouTuberたちは、最初から有名であったから
人気YouTuberになれたのではありません。

なぜ、人気YouTuberになれたのか?

それは、伝えることを一番最初に磨いたからです。

YouTubeを飽きさせずに試聴してもらうには、
企画を考えることではありません。

それは、YouTuberたちの動画を見れば、一目瞭然です。

同じ企画であっても、片方は再生されもう片方は再生されないのです。

つまり、誰が伝えていて、その誰が伝えるのが
人より面白かったり魅力的であったからです。

伝えるのが上手かったから差別化され、有名になったのです。

企画が先か、伝えるのが先かの、鶏と卵の関係ではありません。

伝えるのが先でその結果、YouTuberとして売れたのです。

本記事では、人気YouTuberたちがしている伝え方のノウハウを
教えます。

これであなたも一流YouTuberへと仲間入りができるようになります。

ぜひ、普段のYouTubeに反映させてください。

【売れているYouTuberたち】の伝え方の違い

いきなりですが、漫画『スラムダンク』に出てくる
安西先生の伝え方をみてください。

「お前のためにチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ!!」

安西先生は、期待の1年生であった谷沢を技術ではなく、
精神面で彼の才能を開花させたいと願い伝えた言葉でした。

技術があるがために頼り陥りやすい個人技を否定し、
勝つには、チームプレイが必要であることを伝えかったのです。

それを、「チームの為にお前がいるんだ!」だけでは、
最初の言葉よりも熱量が高まりません。

つまり、伝え方とは、言葉の使い方によることが多く、
言葉を作ることにあると言うことです。

言葉には、弱い言葉と良い言葉があるのです。

売れているYouTuberたちは、間違いなく伝えるのが上手く、
言葉の使い方が巧みです。

表現する語彙が豊富なのです。安西先生のように人の感情を動かす
言葉を使っているのです。

だから、胸に響くのです。

人を動かす熱量のある言葉はどうやって生み出すのか?

アイデアのようなもので、ひらめくのを待つものだと思いますか?
個人のセンスだと思いますか?

結論を言うと、違います。

強い言葉は、生み出すレシピがあるのです。

そのレシピを公開し解説しましょう。

強い言葉をいつでも生み出せる8つのレシピ

人を動かす強い言葉には、ストーリーがあります。
ストーリーを作るには、高低差を作ることです。

高低差とは、起伏で、その差を大きくするには、
真逆、真反対にすることです。

成功したことを伝えたいならその過程の失敗、どん底な経験を
伝えることで高低差を作れます。

アニメや映画にはストーリーがあって、高低差があるから
人は動かされるのです。

この高低差を作るためのレシピが8つあるので解説しましょう。

1.心の内を吐き出す

心に思うことをあえて言葉に吐き出すことで強い言葉を作れます。

JR東海で今でも使われているコピーを紹介しましょう。

「そうだ。京都へ行こう。」

どこか旅行や遊びに行きたいと思ったら、ふらっと京都へ行こうと
思い出せるコピーです。

そうだ。のセリフが入ることで強い言葉になっています。

心の内は、セリフだけでなく、文章の場合は、
驚嘆を表す記号(!、!?)、動画なら表情を使いましょう。

アニメの鬼滅の刃は、表情や描写で察してもらうのではなく、
しつこいくらい心の声を出して理解してもらうように作られています。

心のうちを吐き出す勉強になるので参考にしてください。

2.ギャップを魅せる

ギャップとは、大きなズレです。

ズレを作ってよく魅せるには、

伝えたいことがプラスやポジティブになるように、
その差が大きくなるように、

最初をマイナスやネガティヴにすることです。

正反対の言葉やシーンを想像すると、ギャップを作り出しやすいです。

例えば、

イカつくていかにも悪そうなヤンキーのコンビニ店員さんに
接客をされることを想像してください。

人は見た目が9割という言葉の通り、
性格もなんとなく想像できますよね?

いざ、接客を受けてみたら、、、、

見た目と違って、
言葉遣いや商品の扱いが丁寧であれば、

えっ!?って思わないですか?

普段の店員さんなら何も思わないのに、
このヤンキーは、接客がいいなぁと思ってしまいます。

ギャップはこのようにいつもなら何も思わないことも、
大きなズレがあるがために、後の印象を深くする効果があります。

CMで青汁をヒットさせた商品の言葉、

「マズイ!もう一杯!」

です。

マズイのに、もう一杯欲しいがるのは、ギャップですよね?
普通は、マズイものは食べたくないですからね。

それだけ健康になれる商品なんだと伝えるのに一発なフレーズです。
しかも、魅力的で気になりますよね?どんな商品なのかって。

ギャップが生み出すエネルギーは凄いので、
いろんな強い言葉をぜひ生み出してください。

3.五感を伝える

五感を伝えて強い言葉を作るコツは、
自分を小説家だと思い、五感の描写を言葉にして伝えることです。

例えば、相手に好きを伝えるのに、

「あなたが好き」と言うのではなく、

「手が震えるくらい、あなたのことが好き」と
五感を伝えることで臨場感が増します。

・眼で見る時、身体はどんな反応を示していますか?
・耳で聞く時、どんな音が聞こえますか?
・鼻は、どんな匂いがしていますか?
・舌は、どんな味がしていますか?
・身体は、どんな感覚がしますか?

4.繰り返す

同じ言葉を連続して繰り返して使うことで、
言葉が力強くなります。

NEVER NVER NEVER SURRENDER!(ネバー、ネバー、ネバー、サレンダー)

これは、2003年のプロ野球の阪神のチームの
スローガンです。

このスローガンを掲げて、18年ぶりにリーグ優勝に輝きました。

意味は、絶対に、絶対に、絶対に、諦めるな!!です。

絶対に諦めるな!と言うより、絶対にを連呼する方が
力強いですよね?

人を応援する時、ガンバレーと言いますが、
何度も何度も言いますよね?

ガンバレー!ガンバレー!ガンバレー!

1回だけより、エネルギーが高くなるからです。
伝える方も、感情を乗せることができます。

だから、繰り返すことは、人に届きやすいんです。

5.ピークに入ることを伝える

人の集中力は、学校の授業時間で設定されているように
45分以上は持たないと言われていたり、

実験によれば5、10分も持たないデータもあります。

とにかく、人は集中を長く保つことができない訳ですが、
散漫になっている状態さえも、すぐに呼び戻すことができる
強い言葉があります。

それが、ピークを伝える言葉です。

ピークとは、頂点ですが、
つまり、最も良いところ、重要な場面を伝えると、
人は、意識に注意を払います。

例えば、

・では、今から始めたいと思います。
・これだけは、覚えてください。
・重要なのは、、、
・ここだけの話ですが、
・誰にも言わないくださいね。実は、、
・3つのコツがあります。一つ目は、、
・ここから、面白くなります。

などの言葉です。

ピークに入る前の前振りをしてから、
話を始めることです。

6.数字を使う

言葉の中に数字を入れると、イメージがしやすくなります。

例えば、

・3分間クッキング

短時間クッキングと言うより、具体的な数字を使って
時間を示す方が、リアリティーを持ちますし、
言葉が魅力的になりますよね?

具体的な数字を使ってわかりやすくすることは、
相手の脳にすっと入っていけるので、届くようになります。

難しい言葉や抽象的な言葉だけだと、伝えるスピードが遅くなり
言葉を噛み締めてもらうことができます。

言葉に数字を入れるコツは、

・相手にとってわかりやすい数字で表現する
・奇数を使って数字に法則生を持たせる
・数字の記号を変える

ことです。

少し例をあげて解説しておきましょう。

・相手にとってわかりやすい数字で表現する

約4.7 haの面積(大きさ)です。と言われても、
農業や建設業をしていないと、一般の人では想像しにくいと思います。

なので、イメージしやすいものに変換してあげるといいです。

約4.7 haだと、東京ドーム丸々の大きさです。などです。

・奇数を使って数字に法則性を持たせる

3本の矢、世界の七不思議、3大珍味、3匹の子豚、101匹わんちゃん

奇数は、偶数と違って割り切れず端数になるので、
数字自体に目が引くようになっています。

その特徴を言葉と組み合わせることで、
何か特別な意味を持っているように含ませることができます。

そのために、本のタイトルやノウハウなどを法則化して表現するのに
よく使われています。特に、3と7が多いです。

・数字の単位を変える

タウリン1g含有と言うより、タウリン1000mgと言った方が
たくさん入っているかのように錯覚しませんか?

数字の単位を変え、数字の表現の仕方を変えるだけで
印象を変えることができます。

多く見せたいなら、多く見せれる単位を使いましょう。

組み合わせる

単語を組み合わせると、新しい言葉を作ることができます。

イノベーション(革新)は、全く新しいものから生まれるのではなく
過去にあったものから組み合わせで生み出すことができると
よく言われますが、

強い言葉も同じです。

・うんこ漢字ドリル

「うんこ」と「漢字ドリル」の異質でありながら、
子供が好きなものと嫌いなものとを組み合わせて、
好奇心を持てる教材を生み出し、見事にヒットしました。

・草食男子(「肉食の反対」+「男子」)
・ゆるキャラ(「ゆるい」+「キャラクター」)
・妊活(「妊娠する」+「活動」)
・婚活(「結婚する」+「活動」)
・終活(「死ぬ準備をする」+「活動」)

単語を組み合わせて、面白い自分だけの言葉を作って、
YouTubeで発信しましょう。

新しい言葉を作り自分が使うことで、自分らしさになります。

人気YouTuberには、必ずお決まりの独自な強い言葉があるので
あなたも生み出しましょう。

ナンバーワンでオンリーワンにする

1位、1番、1というナンバーワンは、目立ちます。
それ以下と全く違います。

例えば、日本一高い山は、

富士山ですが、二番目はどこか答えられますか?

答えは、、、南アルプスの北岳です。

オリンピックでも、金メダル選手は世界に名前を覚えられますが、
それ以下(銀メダルや銅メダル)は、忘れられます。

Googleによる検索による順位の結果も、
1位が49%で約半分以上を占めています。

つまり、人は、1位に興味関心が強いのです。

だから、強い言葉を発信するには、

ナンバーワンを作ることです。

ただ、ナンバーワンであることは、したくても
難しいので、

ナンバーワンになるように、工夫するのがポイントです。

全国No.1は、難しいけど、関西No.1はどうでしょうか?
関西も難しければ、大阪No.1はどうでしょうか?

ナンバーワンを作れる場所で、オンリーワンの存在になるのです。

ナンバーワンが取れれば、言葉の通り1人だけなので、
唯一無二のオンリーワンになれます。

必然と目立つようになるので、目や耳で反応されるようになります。

・ASMR○○カテゴリーで一番人気(再生回数が多い/いいねが多いなど)の○○YouTuber

数字などで算出できないものは、勝手に名乗るのもありです。

・日本一情熱のある○○

情熱は、数値化し算出し比較できないので誰でも名乗ることができます。

ただし、実情と反していければ、相手を裏切ることになるので、
その言葉の通り、相手がイメージを裏切らないようにしてください。

一番という単語以外にも、ナンバーワンをイメージさせる言葉は
あるので、色々と考えて言葉を作ってください。

・最速
・最高
・極上
・史上
・最大
・キング(王様)
・王子
・プリンス
・女神
・ボス
・社長/会長/店長
・○○界のイチロー(プロの名前を使うのもわかりやすい)
迷惑かけないように、ご本人のイメージを崩さないようにしましょう。
・ダイヤモンドのような○○(ものにたとえてイメージさせるのもいいです。希少性/硬さ/輝きなど)

まとめ

YouTubeで視聴者さんを飽きさせない(離脱させない)には、
オリジナルな強い言葉や人の関心や興味を引く言葉をいかに使うかです。

言葉の使い方を変えるだけで、全く相手に対してのイメージを変えることが
できます。

本記事で伝え方ノウハウをぜひ活用してもらって、
視聴者さんをワクワク、ドキドキさせてください。