商品やサービスは一度作ったら終わりではありません。
そのまま野放しだと、売上は必ず落ちていきます。
売上を伸ばし続けるには、しないといけないことがあります。
例えば、商品の改善です。
販売して初めてわかることもあるし、
時代の変化や生活者の環境の変化などで、
求めれていた理由が変わります。
その変化に早く気付けて、商品に反映させれるかで
売上が変わります。
あなたはこれまで自分の商品やサービスを何度改善してきましたか?
あまり変えてこなくて売上が落ちてきている、
あるいは変えたのに売上が上がらないなんて人は、
ぜひ本記事を参考にしてください。
実践してもらえれば、売上を120%以上伸ばすことができますよ。
「商品・サービス」の売上を伸ばすには、『五軸』で考える
YouTubeで販売している「商品・サービス」の売上は、
ファン数(購入者さん)×客単価×購入回数(リピート)で作られます。
*客単価の計算式は「客単価=売上÷客数」
つまり、客単価を上げるためには、商品を値上げするか、
購入者さんを増やすしかありません。
よって売上を伸ばすには、一つ目は、
商品のリニューアルと新商品の開発を行うことです。
商品自体の魅力を高めること、あるいは新商品を開発すれば、
ファン数を増やすことができ、購入してくれる人は増え
リピート率を上げることができます。
二つ目は、
価格の見直しです。
価格を見直すことで、値上げできれば売上は上がります。
ただし、値上げによっては購入数が落ち過ぎることもあるので、
もっとも利益を取れる価格帯を調査していく必要があります。
三つ目は、販売方法の見直しです。
販売の方法が悪くて、購入してくれる人が減っているかもしれません。
販売方法を見直すことで、買ってくれる人が増えれば、当然上がります。
四つ目は、販路の拡大です。
商品をもっと知ってもらえる場所を増やせば、ファン数(購入者さん)を
増やすことができます。
五つ目は、
あなた自身(YouTuber)です。
商品やサービスだけを見て、
視聴者さんは購入を決めているわけではありません。
誰が販売しているのか、人も見て判断しています。
なので、YouTuber自身も商品同様に売れるために魅せていかないと
いけません。
では、五軸を詳細に解説していきましょう。
「商品のリニューアル」と「新商品の開発」を行うには?
作った商品・サービスが完璧完全になることは、
いつまでもありません。
だから、改善し続けることができます。
販売者(YouTuber)はいわゆる神ではないので、全知全能でないです。
だから、知識やスキルは自分次第で向上し続けることができるため、
提供できることが変わってきます。
また視聴者さん(お客さん)は求めていることが変わることもあるので、
商品・サービスがずっと同じだと、だんだんと乖離していってしまいます。
以上のことから、改善の余地があり続けるという訳です。
では、商品を改善するのはどうしたら一番いいと思いますか?
それは、ズバリ、、、既存のお客さんに聴くことです。
商品を利用するのは、いつだってお客さんになるので、
その本音を聴ければ、改善した方がいいところがわかるし、
新商品の開発にも活かすことができるからです。
お客さんのことを知るには、
・直接たずねる
・アンケートをとる
・ネットでの質問掲示板やレビューを調べる
の3つの方法でアプローチすれば、偏りがなく、
広く深く情報を知れます。
アンケートを含め、お客さんから話を聴ける場合は、
以下のことを質問しましょう。
・購入までに悩みましたか?
・悩んだ人は何を悩みましたか?
・購入の決め手となったのは何ですか?
・なぜ、他にも商品がある中、私を選んでくれましたか?
この質問をすることで選ばれている理由がわかるし、
何を改善していけばいいのかがわかるようになります。
しかし、既存客に縛られないことも大事です。
ターゲットそのものを変え、切り口を変えることで、
商品そのものを大きく変えずにも
新しいお客さんに販売することができるので、
柔軟でいるようにしましょう。
「価格の見直し」だけで利益は上げれる!
今、販売している商品やサービスの価格は適正だと思いますか?
値上げしたら、ほんとに売れなくなりますか?
もし、値上げしても変わらずに売れるのなら、
高い価格で販売した方が良いですよね?
安く販売することは、大企業しかやってはいけません。
低価格路線は、今それで優位にたち利益を上げることができていても、
同じように低価格路線のライバルが現れたら、
さらになる価格競争に陥ってしまい、利益を上げれなくなるからです。
そもそも、あなたは価格をどうやって決めましたか?
価格をなんとなくで決めてしまっただったり、
競合に合わせた、あるいは、原価や手間から計算したなどあれば、
価格の付け方が間違っているので、
こちらを参照して価格の見直しを図ってください。
→価格設定のコツ
「販売方法の見直し」をすれば、まだまだ売れる!
YouTuberが広告収入以外で利益を上げるには、
自分の商品やサービスを販売することになりますが、
売るタイミングが間違っていれば、売れないし、
価値がちゃんと伝わっていなければ、視聴者さんは買わないです。
また利益を最大化するには、
フロントエンドとバックエンドと呼ばれる商品を知っていて、
使い分けを正しくできないといけません。
フロントエンドとバックエンドのについては、
違いや意味を知らない人も多いので、解説しておきましょう。
フロントエンドとは?
フロントエンドとは、集客商品のことを言い、
数を売って、見込み客を集めることを一番の目的とします。
なので、フロントエンドで大きく利益を上げようと
するのは、間違いなのです。
利益を最大化するには、
フロントエンド商品を販売して見込み客を集め、
その見込み客にあとに話すバックエンド商品を
販売することでできます。
例えば、フロントエンドをワンコインの500円や5000円以下など、
財布からお金を出すのに痛みの少ない低価格帯にして、
教材を販売することで、
その教材に関心を示した人をたくさん呼び寄せることができます。
販売をしたことによって、誰なのかを明らかにすることができるだけでなく、
購入してもらったことにより、名前、アドレス、電話番号などを
手に入れれるので、
こちらからお客さんへダイレクトに情報発信ができるようになります。
フロントエンド商品を買ったお客さんのアフタフォローをしながら、
フロントエンド商品では解決できなかったことを知ってもらい、
バックエンド商品の価値を知ってもらいます。
その後にバックエンド商品を紹介すれば、買ってもらうことができます。
フロントエンド商品は、とにかく有料で買ってもらうということが
非常に大事です。
なぜなら、一度商品やサービスを買ったお客さんは、
買うことを決めた時点で興奮状態にあるので、前向きで
あるからです。
バックエンドも好意的に見てくれるので、熱が冷めない程度で
次に紹介することを覚えておいてください。
バックエンドとは?
バックエンドとは、利益を最大化させるための商品で、
フロントエンドより高価格設定にします。
フロントエンドで集めたお客さんに、
バックエンドの必要性を説き、価値を感じてもらえば、
高額でも売れるので、販売者側(YouTuber)としては、
利益をしっかり確保できるようになります。
高額商品がないと薄利多売でしか利益を上げられず、
買い手を呼んでくる集客にいづれ困るようになるので、
高額帯の商品・サービスを作って利益のバランスを取りましょう。
バックエンド商品の作り方は、
販売者として、手間や労力がかかることを商品・サービスにして、
価値を作り上げると良いです。
「販路」の拡大 【YouTube】だけが売れる場所ではない!
販売できる場所は、【YouTube】だけではありません。
またYouTubeにすべてのお客さんがいるわけではないので、
商品・サービスを作ったのなら、
他の場所でも販売することをしましょう。
・ブログ(Google検索)
・Twitter
・Facebook
・INSTA
には、YouTubeとは別のお客さんがいるので、
これらの場所で情報発信をしていくと良いです。
「あなた自身(YouTuber)」も『商品』!
お客さんが商品・サービスを選ぶのに、
誰なのかはとても重要です。
例えば、同じことを話す人が二人いた時、
嫌いな人から話を聴くのと、好きな人から話を聴くのでは、
どちらが話を素直に受け入れることができますか?
考えるまでもなく、好きな人からですよね?
論理では、一緒で区別できないはずなのに、
感情で差別して決めてしまうんです。
だから、好きになってもらうことは販売のために、
とても重要なんです。
あなた自身を商品・サービスがより売れるように、
魅せていくことが望ましいです。
魅せるには、
・信頼
・共感
・実績
・親近感
・評判
の5つが必要です。
それぞれ解説していきましょう。
信頼を持たれているか?
信頼のできる人とはどんな人でしょうか?
約束を守る人、誠実な人、価値観が似ている人、一貫性がある人、
などが当てはまらないでしょうか?
信頼のできる人は、尊敬できるし、好感を持てます。
その反対に信頼におけない人は、
裏切られないか、疑心暗鬼になるし、
信用できないので心を交わした会話ができないです。
友達にももちろんなりたくないです。
なので、信頼を感じてもらえないと、商品は売れません。
信頼性は、普段からの発信の中に考え方や行動が見て取れ、
判断されるので、人間力(人としての正しい在り方)を
高めることを心がけましょう。
発信する際には一呼吸置いて、人としてどうなのかを考えてから
伝えるようにすると良いです。
共感されているか?
共感とは、他人の考え・主張に、全くそうだと思うことです。
つまり、価値観が近いと共感を持ってもらいやすくなります。
人は自分と似ている人が好きと言われるのは、まさにこの言葉の
意味することです。
あなたは、自分のお客さん(視聴者さん)のことをどれだけ知っていますか?
視聴者さんのことを知らないのに共感してもらえることは
話せないです。
なので、お客さん(視聴者さん)はどういう人なのかをまず
徹底的に知ることをしましょう。
話せる機会があれば、積極的に話しましょう。
どんな価値観を持っているのか?
それを知るには、どんな時代に生まれて、どんな生活を過ごしてきたのか?
何が楽しく、何が辛いのか、何のために動画を見てきてくれているのか?
一人ひとり聴いていくなかで、視聴者さん全体を俯瞰して、
傾向はないか考えてみましょう。
視聴者さんの像が浮かび上がったら、共感してもらえる
ポイントが見えてくれるはずです。
実績になるものは使う
商品やサービスの価値を高めるために、
関係する実績があれば、すべて公開しましょう。
実績は権威にもなり、尊敬や憧れにも変わります。
商品やサービスも安心して買えるようになるので、
理由付けをしていきましょう。
また実績は常に高めていけるようにしていきましょう。
親近感があるか?
信頼性を高めることを意識すぎると、
賢者のような人を目指してしまいます。
賢者は悪くはないのですが、
『水清ければ魚棲まず』と言う、ことわざがあるように、
人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれなくなります。
なので、視聴者さんに「完全」を見せようなんて、
思わないでおきましょう。
親近感を持てる人は、自分の欠点や短所を人に話せる人です。
良いことばかり話すのではなく、自分のダメなところも
時には、話しましょう。
そのことで親近感を感じてもらえます。
評判は?
他人からの評判は、その人の印象を操作してしまいます。
自分は悪く思っていなかったとしても、もし悪い評判が流れているのを
知ってしまうと、
周りの意見にだんだんと流され、疑問の目で見るようになってしまい、
最終的にはあら探しをするようになってしまいます。
なので、良い評判が聴こえるように視聴者さんが自分(YouTuber)に
対してイメージを抱いていることを潰さないようにしないといけません。
期待を裏切らないように努めましょう。
ただ、全員に好かれることは難しく、アンチみたいな人もいるので、
そういう人は、無視して気にしないようにしましょう。
また不祥事を起こしてしまうことは、ネットに履歴が残り、
一生消せない過去になるので、
絶対に起こさないように、マナーや一般常識は頭に入れておきましょう。
以上の五つを視聴者さんに魅せていけば、人として好かれるようになるので、
今日から意識してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
売上を伸ばすと言ってもやれることがたくさんあることを
わかってもらえたと思います。
むしろ、売るためには、たくさんのことに注意を払わないと
いけないことにも気づいてもらえたでしょう。
【YouTube】で販売している「商品・サービス」の『売上を伸ばす』には
そのすべてがお客さんが関係しています。そのお客さんのために
やっていることを忘れないでください。
お客さんを軸に自然と考え、行動できるようになれば、
売れないことは決してありません。