コンサルティングやコーチングをオンラインのスクールの形式でしているYouTuberさんの悩みで多いのが、クライアントさんの結果と在籍率です。
クライアントさんの結果を上げないと評判は悪くなるし集客に繋がりません。
しかし、クライアントの結果を上げても継続して受講してくれるとは限らない実情もあります。
つまり、指導力を上げるだけでは問題解決できません。
本記事では、そんな難しい問題を見事に解決できるオンラインスクール運営のノウハウを教えます。
これであなたはスクールの運営していくことへの不安がなくなり、クライアントさんからは毎日感謝され集客に困らなくなります。
最後まで読み実践をぜひ始めてください。では、早速解説していきましょう。
オンラインスクールとは?
オンラインスクールとは、インターネットで集い、学ぶ環境のことを言います。
よく似ていて混同されているのに通信講座やオンライン・コンサルティング(オンライン・コーチング)があります。
区別できるように解説しておきます。
まず、オンラインスクールですが、学校や学習塾をイメージしてもらうとわかりやすいです。
複数の受講生がインターネットで同じ時間、同じ場に集まり、先生は一人でみんなに対して授業を行います。
受講生同士は、一緒に学び同じ場に属します。環境が良ければ、繋がりを深めることができ切磋琢磨できコミュニティとして盛り上がります。
通信講座は、ユーキャンや進研ゼミをイメージしてもらうとわかりやすいです。
学ぶ媒体がインターネットで教材もオンラインにあり自分で動画やPDF教材や音声教材で学びます。
オンライン・コンサルティング(オンラインコーチング)は、個別になります。つまり、1対1の違いです。
オンラインスクールでクライアントの結果を上げるには?
オンラインスクールでクライアントさんの結果を上げるには、7つのポイントがあります。
1.学び方を教える
2.カリキュラムを作る
3.心構えを伝える
4.良い習慣を身につけさせる
5.伝え方を磨く
6.フィードバックする
7.人間関係を築く
それぞれ解説していきます。
1.学び方を教える
オンラインスクールは、家庭教師などと違って手取り足取り教える訳ではありません。
オンラインで直接教える場もありますが、独学と実践をしてもらうため学び方が重要になってきます。
正しい学び方とは何か学校教育では教えてくれないので、結果を上げれる学び方を最初に教えておく必要があります。
学び方についてはこちらで詳細に解説しているので確認してください。
→結果を上げる学び方とは?
2.カリキュラムを作る
カリキュラムとは、教えることによって与えれることを、受け手のレベル(知識/能力)に合わせて編成した教育内容の計画です。
指導計画・指導方法・目標・内容などを体系的に示せるよう作ります。
カリキュラムがないと、どんな流れで進めていくのか、どんなことを学ぶのかわからないので、予定を作ることが難しいし、進捗状況もわかりません。
全体像がわかることで大事なところがわかり、迷わなくなります。なので、スクール運営をしたいなら、必ずカリキュラムを作ってあげましょう。
3.心構えを伝える
人の脳というのは、天才(IQ140以上/一般は90~110)を除いて差はありません。
スポーツの世界でも、それは同じで、技術が高い人たちの集まりの中で何が差を分けているかと言うと、心構えです。
心構えがが結果を作ります。
逆に言うと、知識やスキルを持っていても心構えが間違った方に機能していると、結果を出すことはできません。
だから、正しい心構えを伝えることが大事なのです。
正しい心構えについてはこちらを参照してください。
→正しい心構えとは?
4.良い習慣を身につけさせる
新しいことを始めるには、何かを捨てないといけません。なぜなら、もう手が塞がっているからです。
手がグーのように塞がっている状態で、物を掴めと言っても無理ですよね?
新しいことを学び習得するには、不要なことを先にやめることが先決です。
このように結果をあげるには悪い習慣を捨て良い習慣を身につけていくことが大事です。
時間管理など結果を上げるための良い習慣を取り入れていきましょう。
結果を上げるための良い習慣とは何か?知りたい人はこちらを参照してください。
→
5.伝え方を磨く
ノウハウやカリキュラムの構成がいくら良くても、伝え方が悪ければ、理解されないし、実践もされません。
正しく理解されなければ、間違ったことを受け手はしてしまいます。
また、モチベーションが上がるような話し方をしてあげなければ良かったで終わってしまいます。
正しく理解させて、正しい行動をさせるまでがコンサルタントやコーチの役割です。
伝え方に自信のない人は、伝え方を学びましょう。伝え方についてはこちらを参照してください。
→わかりやすく、人を動かす伝え方
6.フィードバックする
オンラインスクールは、通信講座と違い、受け手を見てフィードバックすることができます。
フィードバックは、される個人だけでなく他の参加者さんにも気づきを与えることができ、オンラインスクールのメリットと言えます。
(オンラインでの個別コンサルティングやコーチングがあるのに、オンラインスクールに参加する理由には、この他人からの気づきも欲しいから参加されるという人は多いです。)
結果を上げるためのフィードバックをするには、何が問題なのかを見抜けないといけません。
問題は、人が違えば変わる部分もたくさんあるので、多くの事例をできる限り学んでおくことが大事であるとともに、共通して解決ができる本質を見抜くことが重要です。
本質を見抜くには、まず観察力を高めることです。目に見えることから、いかにして認識できるかです。
思考のフレームワークを通して、あるいは創造性を活かして柔軟に見ます。
(フレームワークを学びたい人はこちらを参照してください。→フレームワーク)
観察を通して対象の「変化」や「差」などに気づいたら、次は「なぜ?」を繰り返しましょう。
「なぜ?」という質問は、「目に見えない部分」を知ることができ、本質に近づくことができます。
7.人間関係を築く
学校時代を思い出した時、好きでない(興味がない)、あるいは嫌いである先生の話は退屈だったり、話を聞くのが苦痛ではありませんでしたか?
校長先生の朝礼は、いつも退屈で時間が経つのが遅く感じていた記憶があります。話の内容に関しては、驚くほど何も記憶に残っていません。
ですが、好きだった先生の話は何十年経っても思い出すことができます。
つまり、教えるということは、教える内容、教えるスキルだけでなく、人そのものも影響を与えているということです。
校長先生は子供たちのために、何か気づきを与えられる話をするために朝礼を開いていたと思うのですが、当の本人たちにはそのメッセージは届いていないのです。
なぜ、届かなかったのか?
接点がほとんどなかかっため身近でなかったし、校長先生のことを知らなかったからです。
もし、校長先生のことを知ってお互いに人間関係ができていたら、少なくとも話は聴いていたでしょう。
受け手にメッセージを届けるには、このように人間関係の構築が大事です。だから、あなたのことをもっと知ってもらいましょう。
どんな風に知ってもらうと良いのか?
それは、自分との共通項があることと、信頼でき尊敬できる人であると思ってもらうことが話を聴いてもらえる理由になります。
共通する部分が多いと共感することが多くなり、親近感が湧くし、信頼できたり、尊敬できる人であれば、学ぶことが正しいことだと信じることができ実践もしやすくなるからです。
疑いが行動を遅らせるので、信じさせることができると、学びの速度は上がるのです。学びの速度が上がれば結果も早く上がります。
なので、今伝えたような人間関係を築けるようにしていきましょう。
クライアントにオンラインスクールに参加し続けてもらうようにするには?
クライアントさんがずっと参加し続けたい思うオンラインスクールには、9つのポイントがあります。
1.新しいことを学べる
2.居心地がいい
3.ブランドや人脈を築ける
4.結果を出す
5.権利・資格を与える
6.自動課金にする
7.利益を与える
8.依存させる
9.顔を合わせる
それぞれ解説します。
1.新しいことを学べる
人は新しいことやものが大好きです。
新しいものは、飽きからの刺激にもなりそれだけで価値があります。
先生としては、オンラインスクールを活性化させるには自分自身が常に新しいことを学ぶことです。
そして、クライアントに教えることで還元していけるようにしましょう。
2.居心地がいい
スターバックスがコーヒの味だけでなく、居心地も売りにして、実際にお客さんから選ばれているように空間の快適さは価値を生み出します。
家とはまた違うリラックスできる場であったり、自分を表現しやすい場で認めてもらえる場ときっと居心地が良くなるはずです。
会社や家で肩身の狭い気持ちになっている人は多いし、ストレスを抱えています。
そんな状態でオンラインスクールでの繋がりでのコミュニティの場に癒しがあれば助かりますよね。
なんか気持ちがいい、リラックスできる、素の自分でいれると思える場所を提供してあげましょう。
3.ブランドや人脈を築ける
先生の紹介やオンラインスクールに参加されるメンバーによって人脈が築けたり、オンラインスクールに参加していることや教わっていることがブランドになるなら、
オンラインスクールに参加し続ける価値があります。
受講生に必要な人は積極的に紹介してあげたり、自分のスクールでのメンバーとの繋がりを強化してあげたりましょう。
4.結果を出す
クライアントさんの結果を上げさせると、自分の人生を変えてくれた唯一無二の存在になれます。
私にも人生を変えてもらったメンターがいますが、メンターから教わったこと、人生を変えてもらったことは一生感謝を忘れることはありません。
結果を上げると、本当の意味で先生として崇められるので、学び続けてもらえるようになります。
5.権利・資格を与える
オンラインスクールで学び続けてくれる人には、自分が認定した資格や権利を与えることができないかアイデアを出してください。
協会の主催者のイメージです。
・調理師免許
・日本語教師
・ソムリエ
自分のところで学んでもらっている門下生なら知識やスキルに申し分がないはずです。
その知識やスキルを新しい人に教えるのに資格や権利を与えれば、新しいお客さんも安心して商品やサービスを求めることができます。
本屋には置いていない洋書を独自に販売しているダイレクト出版という会社は、コピーライターの講座を自社で販売し、その講座をしっかり受講してくれたクライアントさんには、ダイレクト出版認定の資格を与え、肩書きとして使うことを認めています。
ダイレクト出版は、コピーライティングで有名であるので肩書きを使わせてもらえば、知っているお客さんなら安心して仕事を頼めるし、クライアントもブランドがない中、ダイレクト出版のブランドを借りれることで集客もしやすくなりwin-winの関係を築けます。
コピーライターの講座に合格してからも資格をもらえ使わせてもらうには、更新代を払うことを条件にしていますが、オンラインスクールに参加し続けることを条件にしたりなどあなたとクライアントにメリットがあるように上手く作ってあげたら良いです。
6.自動課金にする
オンラインスクールに継続して参加してもらうには、痛みを感じないようにしてあげることです。
習い事のビジネスのモデルが参考になります。例えば、スポーツジムです。
スポーツジムを利用することを始める時、必ずクレジットカードや口座での自動引き落としの書類を交わされます。
そして、決済の連絡を以後しません。
お金を支払うことは痛みになるので、都度お金を払う機会や場を作るとストレスになるので、いつのまにか引き落とされているというのがベストなのです。
Amazonプライム、Apple Music、Netflixなどサブスクリプションも同じです。
オンラインスクールの費用は、クライアントさんに直接、更新の度に連絡するのではなく、一度処理したらあとはお金の話は一切出てこないようにしましょう。
7.利益を与える
自動課金はいつでも退会できるように毎月自動引き落としになりますが、その金額以上のものを毎月利益として与えたら退会する理由がなくなります。
例えば、3ヶ月ごとぐらいに有料で販売する新商品をオンラインスクールのメンバーには、無料で提供するなどすれば教材を新たに買わなくていいので、メリットがあります。
有料の教材をもらえて、オンラインスクールには参加できて、という感じで相手にとって利益を感じてもらえるようにすれば継続してくれます。
利益になる金額をわかりやすくしてあげるのも一つの維持率を高める手段です。
8.依存させる
オンラインスクール生のみ、自社で開発したツールやシステムを利用させる、あるいは、宗教の教祖のようによき相談者として依存させることができれば、オンラインスクールをやめることができなくなります。
これがないと困るというものを作り、提供し依存させることでオンラインスクールの価値を高めていきましょう。
Adobeのツールなんかもそうです。
動画配信者やデザイナーに絶対的なツールとして提供しているため利用している人はなくなると仕事ができなくなります。
他のツールでは代用できない強みを作ることができれば、ずっと使ってもらえることになります。
余談ですが、Adobeは、昔は買い切りでしたが、サブスクリプションの課金モデルに変えて、売上、利益を爆発的に上げました。
理由は、ツールに依存させていたので、利用者は継続するしかなかったからです。
9.顔を合わせる
オンラインスクールは、1クライアントと先生の関係だけでなく同じスクールに参加しているメンバーとも人脈を作ることができます。
ただし、その環境は、オンラインスクールの主催者のやり方によって全く変わってきます。
オンラインスクールの主催者がメンバー間のつながりも重要であると捉えていたら、関係が強くなる場を設けて作ってくれます。
そのために場が活性化されます。
オンラインスクールのメンバーとの横のつながりを強化してあげるには、顔を合わせる機会をたくさん作ってあげることです。
講義以外にオンライン飲み会やオフラインでの集まりを作ることで関係が築かれていきます。
おすすめなのは、一緒に何かをすることです。いわば、思い出作りです。
わたしたちの学生の時と友人と仲が良いのは、一緒に学校に行って授業を受けたり文化祭をやったり部活動に励んだりと苦楽を共にしたからです。
会社の同僚と仲が良いのは、不満を共有したり達成を一緒に喜んでいるからです。
そんな風に、オフラインやオンラインで何かを一緒に経験して苦楽をともにできれば、仲間になれます。
主催者であるあなたは、ぜひそのような場を企画してあげてください。
オンラインスクール生同士での繋がりが強化されれば、スクールを辞めようかなと思えば、その友人が継続して頑張ろうよと背中を押してくれたりもしてくれます。
なので、環境を作ってあげるのは、クライアントさんの成果を上げ続けるにもベストなのです。
まとめ
クライアント(受講生)が結果を上げ、在籍し続けてくれる『オンラインスクール運営』のコツを解説しました。
クライアントに結果を出させ、オンラインスクールという場やコミュニティを本記事で解説したことをもって強化していけば、満足度は高まり、長く在籍し続けてくれ新しいクライアントさんも紹介してくれるようになります。
安定したスクール運営をできるようになるので今すぐやり方を変えてみてください。