TikTokをしていると、プロモートって言葉を見たり聞いたりしませんか?
プロモートとは、簡単にいうと、動画を広めるための広告です。
広告なので、もちろん出稿するにはお金が必要です。
では、なぜ、費用をかけてまでTikTokで動画を宣伝するのでしょうか?
どんな人なら、費用対効果を得られるのか?TikTokのプロモートがおすすめな人と具体的なやり方までを解説していきます。
TikTokで稼ぎたい人は、ぜひ本記事に目を通してください。
【TikTok】のプロモートって何?どんなことができるのか?
TikTokプロモートとは、TikTokに投稿した動画を、有料でおすすめに載せてもらえる広告です。
おすすめに載せてもらい視聴してもらえれば、自分の商品やサービスが売れるあるいは、認知が広まり企業案件をもらえるなどの費用対効果が得られると考えることができるので利用を検討すると良いでしょう。
TikTokプロモートは、
予算額に応じて露出したいターゲットを簡単に設定できます。
・性別(女 OR 男)
・年齢(13-17,18-24,25-34,45-54,55以上)
・興味/関心(教育,車両&輸送/手段,マタニティー/ベビー,金融,メークアップ/スキンケア,携帯電話/パソコン,デジタル家電,旅行,ペット,アプリケーション,ファッション/靴/帽子/カバン,ニュースデータ,ゲーム)
・予算 1日○円(300〜100000円) 配信時間○日間(1日〜7日間まで)
を選択してターゲットを絞り込むことができます。
自分あるいは商品を知ってもらいたい人に向けて、動画を届けることができるので、普通におすすめに載るのとはまた中身が違ってきます。
【TikTok】プロモートをするメリット・デメリットは?
TikTokプロモートを利用することで、どんなメリット・デメリットがあるのかまとめてみます。
【TikTok】プロモートのメリット
低予算でアプローチ
1インプレッション(ページを開いたときに1つの広告が1回表示される)、0.1~0.15円くらいの費用に抑えられます。
他のSNSの広告に比べて安くユーザーにアプローチできます。
海外にアプローチ
日本のTikTokのアカウントで海外のTikTokユーザーにアプローチするのは、難しいです。
基本的に日本でバズらない限りは海外に見てもらうことができないですが広告なら視聴してもらうことができます。
ターゲットを選定
おすすめに載せてもらえると、いろんな人に視聴してもらえますが、不特定多数でどんな人に視聴してもられてるかはわかりません。
ですが、プロモートなら前に話した通り、ターゲットの属性などを決めて表示させることができるので、お客になってくれそうな人にアプローチすることができます。
視聴回数を伸ばせる
動画の視聴回数を伸ばすことができます。
増えれば増えるほど、権威(再生回数が多い動画は面白い、タメになるなど)にもなり、気になって見る人がさらに増える効果があります。
フォロワーが増える
動画をターゲットに届けることができるので、フォロワーになってくれる人が増えやすいです。
【TikTok】プロモートのデメリット
ステマだと思われる
ステマとはステルスマーケティングのことで、広告であるということを視聴者に隠して宣伝することを言います。
TikTokのプロモートは広告であるということが一目ではわからないようになっているので、ステマでなくても人によっては広告であることに遺憾に思われる人がいるでしょう。
炎上のリスク
内容に関係なくおすすめに強制的に載るので、炎上のリスクが高まります。
費用対効果(結果)は保証されない
おすすめに表示されるからといって、動画がバズるとは限らないし、視聴回数が増えても、あなたの商品やサービス、フォロワーが増えるとは限りません。
【TikTok】プロモートをするにはお金はいくら必要なのか?
TikTokの広告の4種類の特徴と費用を解説します。
1.起動画面広告
起動画面広告とは、TikTokを起動した時に表示される広告です。
起動時に表示されるので視聴してもらいやすく、1日につき1社のみの配信になっているので、費用は高額になっています。
インプレッション課金型で「1,000インプレッション(表示回数)で770円」が単価で、500万円前後かかるといわれています。
2.ハッシュタグ・チャレンジ広告
ハッシュタグ・チャレンジ広告とは、発信者がユーザーにお題を与えて、そのハッシュタグを用意し、その内容に沿った動画をユーザーが作成し投稿する、ユーザー参加型の広告のことをいいます。
お題をユーザーがチャレンジするということで、発信者とユーザーの一体感が生まれやすいという特徴があります。
ハッシュタグ・チャレンジ広告は、基本、ユーザーのメリットがないと動いてもらえないので、ユーザーが動画を作成し投稿したくなる理由を作れるようにしましょう。
プレゼント企画が多いです。
プレゼントが欲しい人はチャレンジ広告に参加するという感じですね。なので、プレゼント内容によっては、TikTokの広告とは別に費用がかかります。資本がない個人起業家はチャレンジ広告は難しいのが実情です。
ちなみに、一番安い広告でも1000万以上かかります。
・ベーシックハッシュタグチャレンジ:10,000,000円
・スタンダードチャレンジ:15,000,000円
・ハッシュタグチャレンジプラス :17,000,000円
・バトルハッシュタグチャレンジ:20,000,000円
3.インフィード広告
インフィード広告とは、投稿欄の「おすすめ」に表示される動画広告です。
通常の動画と同じ見せ方ができます。
費用は、42万円からになっています。
「Brand Premium(42万)」「OneDayMax(300万)」「TopView(625万)」の3つのプランから選ぶようになっています。
4.運用型広告
運用型広告とは、ユーザーの一般投稿の紛れて表示される広告です。
安価で詳細なターゲティングをすることができるので、個人起業家におすすめです。
TikTok以外のアプリ(TikTokの運営元のバイトダンス社が運営しているTopBuzzやBuzzVideo)へ広告配信も可能です。
運用型広告は、
・クリック課金
・インプレッション課金
・再生課金
から選ぶことができます。
運用型広告の最低利用額は1日(24時間)当たり350コインからです。
1コインの金額は、2円(2022/9/6)なので、2円×350コイン =700円 から出稿できます。
インプレッション課金であれば、かかる費用は動画閲覧数に応じて変化する仕組みで、1インプレッション(1表示)あたり約0.1~0.2円です。
なので、1000インプレッションで、約100円~200円です。
クリック課金は、1クリック30円〜100円で、再生課金型なら、1再生5円〜60円になります。
ちなみに、TikTokの新規投稿は、無料で500インプレッションは必ず表示させているといわれています。
【TikTok】のプロモートは審査される?
TikTokのプロモートは、Facebook広告のような細かい規則は今のところなく、特別な審査は行われていません。
既存の動画の投稿ができ、ユーザーが視聴できていれば問題ありません。
TikTokでは、投稿した動画をプロモートするので、新規に動画を審査しないからです。
ただし、プロモートにするには、一部条件があるので満たしておく必要があるので確認しておいてください。
プロアカウント
TikTokのプロモートを利用するには、プロアカウントに変更する必要があります。
楽曲
著作権で保護された楽曲を使用している動画はプロモートできません。
動画を一つ以上投稿
動画を一つも投稿していない状態では、プロモートを利用できません。
18歳以上
18歳未満はプロモートを利用できません。
【TikTok】プロモートの始め方
TikTokプロモートの準備
TikTokプロモートを行う前に以下の2つを確認してください。
・動画投稿
・ビジネスアカウント
TikTokプロモートは公開している動画のみ行えるので、まずは、TikTokプロモートに出稿したい動画を投稿しましょう。
プロモートする動画の音楽は、商用利用が許可されているTikTokが決めた商用楽曲もしくはオリジナル曲のみなので注意しましょう
続けて、個人アカウントでは、TikTokプロモートを行えないので、ビジネスアカウントでないと人は変更しておきましょう。
ビジネスアカウントに変更して変わる内容は、使える音楽の数が減ることぐらいで他はデメリットはありません。
ビジネスアカウントの変更は、
・画面右下の「プロフィール」をタップし、プロフィール画面に移動
・画面右上の3本線のアイコンをタップし、設定に移動
・「アカウント管理」をタップ
・「ビジネスアカウントに切り替える」をタップし、選択。
で切り替えてください。
TikTokプロモートの設定操作
・プロフィール画面右上に表示される3本線をタップし、クリエイターツールをタップ
・プロモートをタップ
・プロモートをする動画を選択
・プロモートする目的を選択
動画を見てもらいたいユーザーを「デフォルトの視聴者(TikTokが選択します)」もしくは「カスタム」から選択
・「カスタム」を選択した場合、性別や年齢などユーザー層の詳細の設定を行い、「セーブする」をタップ
・カスタムで設定した内容が表示されるため、問題なければ「次へ」をタップ
・予算と配信期間を設定し、「次へ」を選択
所持コインが足りない場合、コインを購入・チャージすればプロモートされた動画が公開される
【TikTok】プロモートをすると、ユーザーにはどんな見え方になるのか?
TikTokでプロモートで出稿した動画の見え方は、一般的な動画投稿と変わらないのでユーザーにバレることはありません。
では、なぜバレるのかというと、広告期間が長かったり、露出のための金額が多い場合は、ユーザーに複数回表示されるのでそこで広告を使った動画だとバレます。
できる限り、広告であることはバレない方がベストなので、同じ動画を何回も広告にかけることはやめましょう。
【TikTok】プロモートで費用対効果を上げるポイント
プロモートによって動画がたくさんのユーザーによって視聴されることがゴールではありません。
TikTokプロモートに費用をかけているので、投資回収しないとメリットがありません。
つまり、TikTokプロモートを使って利益を上げることができなければ、意味がなくなってしまいます。
【TikTok】プロモートを活用してその費用以上に利益を上げるには、収益の導線を用意し、その結果を数字で分析判断できるようになることです。
利益
TikTokプロモートで利益を上げる方法は、大きくわけると、3つしかありあせん。
1.商品やサービスを販売する
2.企業案件をもらう、増やす
3.YouTubeにファンを作る
1は、他人の商品でも良いですが、自分の商品の方が利益が取りやすいです。
自分の商品を持っていれば、自由にオファーできるので稼ぎやすいです。
2は、プロモートにより露出が高まり、企業に自分のことを知ってもらえる機会が増えますが、案件をもらえるかどうかは、こちら側からコントロールできるものではないので、プロモートを使ってするのは、正直勧められるものではありません。
自分が貢献できる会社を直接探し、声をかけた方が案件もらえると思います。
フォロワーを増やすことで、自己権威化し、企業案件を狙っていくことは長期的戦略になるので資本が少ない場合は、厳しいことが予想されます。
また動画の質が良くなければ、フォロワーさんは増えないのでいい動画を作れるかが鍵になってきます。
3は、YouTubeを視聴してくれるユーザーを増やすことで再生回数からの広告収入を得る作戦ですが、TikTokのプロモート動画でYouTubeに誘導させるのは難しいのでやめましょう。
TikTokユーザーは、TikTokを好きだから利用しています。YouTubeの方まで視聴したいと思うのは、好きな人だけです。
つまり、ファンだけがYouTubeの方のアカウントを見てくれます。
いきなりファンにはなかなかなってもらえるものではないので、プロフィール欄経由に長期的にYouTubeに視聴者さんを流していくことをしてください。
分析と検証
プロモートを利用した動画は、しっかり分析してどうだったのかを検証するようにしましょう。
具体的に調べてほしいことは、
・プロモートにかかった費用
・動画の視聴回数の比較
・リンクのクリック人数
・エンゲージメント数(いいね数、コメント数、シェア数)
・年齢層・性別の割合
・プロモート経由に商品を買ってくれた人
・フォロワー数の増減
・企業からの案件やメッセージ
を調べるようにしましょう。
数字を比較することでプロモートの結果が良かったのか、そうでなかったのかの検証をすることができます。
検証をしない限り、改善はできないのでやりっぱなしにはしないようにしましょう。
【TikTok】プロモートをするのに注意したいこと
【TikTok】プロモートをするのに注意したいことをまとめてみました。
TikTokプロモートを検討している人は必ず内容を確認してください。
出稿期限がある
TikTok広告は、広告を出稿する期限が設定されています。トラブルなどでコンテンツの提出が間に合わなくても費用を請求されてしまうので計画や事前準備をしておきましょう。
途中の編集は不可
TikTok広告は基本的に、出稿後の編集はできません。
広告を取り下げた後ならできますが、その場合、費用が請求されます。
なので、出稿前には不備がないかしっかりと確認をしてから進めるようにしましょう。
申し込み後のキャンセルは不可
TIkTok広告は申し込みをすると、キャンセルができないようになっているので注意してください。
審査に通らない動画を作らない
著作権の規制がかかっている楽曲を動画で利用するとプロモートの規約の要件を満たしていないので、審査に通らず投稿できません。
動画を作る時に、音楽に著作権規制がないかをチェックするようにしましょう。
著作権の規制のない音楽を使うには、動画投稿する時の楽曲から、詳細を見るをタップしてください。
そうすると、「広告動画を作成する場合は楽曲をタップして商業利用可能な音楽をご利用ください」という表示がでます。
ここで「楽曲」の部分をタップし、「商業利用可能な音楽」にチェックを入れることで、プロモートに利用できる音楽を選択することができます。
商標権・著作権の侵害
プロモートを使って新しい人に多数視聴してもらうことになります。
あなたのことを知らない人が視聴することになるので、大目に見たりはしてくれません。
商標権の侵害などを犯すと訴えられたり、通報される恐れが高いので、動画の内容含めて問題のないようにしましょう。
TikTokの音楽などの審査が通ればOKという訳ではありません。
審査時間
TikTokプロモートの審査にかかる時間は早い人もいれば遅い人もいるので不明です。
出稿したい日にちなどある場合は、早めに審査を通しておくようにしましょう。
【TikTok】広告代理店に任せる意味
【TikTok】広告代理店に任せるとどんなメリット・デメリットがあるのか紹介します。
TikTokの広告代理店に任せるメリット
時間ができる
TikTokの運営を広告代理店に丸投げできるので、大事なことに時間を使うことができます。
自分でやるよりも良い結果が出る
自分で運営するよりも良い結果が出る場合があります。
アドバイスをもらえる
いろんなアカウントを管理し分析しているので、ノウハウが多いです。
いろんな事例を聴ける分、アドバイスを参考にできます。
炎上やフォロワーを減らす投稿内容を教えてもらえるので安心感もあります。
TikTokの広告代理店に任せるデメリット
費用が発生する
任せている限り、継続的に費用が発生します。
自分で学ぼうとしなくなる
運営や検証を任せるので、自分で学ぼうとしなくなります。その結果、ずっと依存してしまいやすいです。
結果が出ない
良い結果を出せるとは限りません。自分でやっていた方が良かったかもしれないと思うことがあるかしれません。
TikTokを広告代理店に任せる意味は、任せることで、動画作りに時間労力を割くことができ結果的にコンテンツの質が上がり利益を上げられると計算できるのなら、お願いしてもいいでしょう。
費用がかかるので、利益を上げられることが前提です。
売り物を持っていない、企業案件を獲得できないないような動画であればやめておきましょう。
【TikTok】広告代理店がやってくれる内容
任せたい内容があれば、見積もりをお願いしてみましょう。
コンセプトの設計
TikTokで収益をあげていくために、どのようにブランディングして集客し商品を販売していくか、あるいは企業案件をもらうかの戦略を考えてくれます。
動画の企画、作成、投稿
動画の企画から始まり、作成、投稿をしてくれます。
フォロワーや見込み客への返信やアプローチ
いいねやコメントへの返信をしてくれます。
サムネイル作成やハッシュタグの選定
動画をより伸ばすための作業をしてくれます。
コラボなどのキャスティングや相手の紹介
動画を伸ばせそうな人とコラボするためのキャスティングなどを調整してくれます。
宣伝
事務所とコンサルティングもやっているところであれば、同事務所のTikTokerで宣伝しあったり、サイトやSNSで情報発信して広めてくれます。
分析
運用結果を分析し、その後の改善策を報告してくれます。
アドバイス
TikTokを伸ばすための運用方法に関するアドバイスをしてくれます。
【TikTok】広告代理店に頼むと費用はどれくらいかかるのか?
TikTokの運用に関する費用は、3つの報酬体系に分けられます。
・納品型ORスポット型
・月額報酬型
・成果報酬型
それぞれ解説します。
納品型ORスポット型
アカウントの写真やプロフィール文章、プロフィールの欄に載せたいURLページの作成などを請け負って完成したら終わりです。
また、一部分だけのアドバイスをコンサルティングをお願いし終わると報酬を支払います。
月額報酬型
前項目で話した内容を月額や年間を通して、してもらい報酬を支払います。
費用は、依頼する項目が増えれば増えるほど、高くなります。すべてお願いすると、だいたい月額20万以上はかかります。
成果報酬型
フォロワーの増加数やCV、リーチ数の増加に応じて費用を支払います。
1フォロワー増加×100円
CV数に応じた成果報酬
など。
【TikTok】のオススメの広告代理店は?
【TikTok】のオススメの広告代理店を5つ紹介します。
studio15(スタジオフィフティーン)
・TikTokに特化したサービスを提供している運用代行会社
・企業は大手をクライアントに数多く持っている
・個人は中堅以下が多い
リーディングコミュニケーション
・TikTokで有名クリエイターが多く所属
・SNSネイティブなクリエイティブ作りを得意
・TikTokと2020年8月に公式マネジメント契約(MCN)を締結
pamxy(パムシィー)
・TikTokを活用してYouTubeを伸ばすマーケティングが得意
( あるごめとりい所属 YouTube100万人に突破 2022/7)
CARAFUL(ケアフル)
・バーソロミュー・ブックさん所属
料理系TikTokクリエイター国内No.1
Star Creation(スタークリエイション)
・国内最大級の総フォロワー2億人超、総勢500名を超えるクリエイターが所属
DYM
・東証一部上場企業(安心と信頼がある)
→DYM
WINNINGUFIELD INC.(ウィニングフィールド)
・ウェブ全般に強い
N.D.Promotion(エヌディープロモーション)
・女性のクリエイターがほぼメイン
Re.Hatch(リ・ハッチ)
・デジタルマーケティングが得意
→Re.Hatch
まとめ
【TikTok】「プロモート」とは何かから活用法までを解説しました。
TikTokプロモートを使って、費用対効果が得られると思われた方はぜひ活用してみてください。