会員サイトを作ってコンテンツを拡充しても、会員さんの維持率は上がらず、退会される人の数が減らないと、、悩んではいませんか?
オンラインコンテンツを自由に利用してもらい満足してもらうには、確かに会員サイトを作ることが有効ですが、ただコンテンツをアップしているだけでは、満足されるものではありません。
会員サイトで利用者さんを満足させるには、会員サイトの設計や運営が大事なのです。
本記事では、会員サイトを開放することによって、お客さんの満足度を上げつつ、自身も労力を減らしながら効率よく稼ぎたいと考えている人のためにノウハウを教えます。
会員サイトとは?
会員サイトの活用方法
会員サイトとは、会員にならないと閲覧できないサイトです。
販売した商品を会員サイトで公開してユーザーに自由に利用し楽しんでもらうことか、あるいは見込み客やファン限定で会員サイトを無料で公開して信頼を構築していくのに使います。
会員サイトの運営の種類
会員サイトは、コンテンツをアップしていくものと、コンテンツの提供だけでなく、会員サイトのメンバーとコミュニケーションを行うものとの2パターンがあります。
・コンテンツのみ
・コンテンツ+コミュニケーション(コミュニティ内の記事などへの返信投稿/SNSなどで会員専用のグループ)
メンバーとコミュニケーションを取る媒体は、会員サイト内かフェイスブックグループやチャットワーク、LINEのグループなどに場を設けてします。
利用されない会員サイトに共通していること
利用されない会員サイトには、6つの特徴があります。
見づらい
・文字が小さすぎる
・文字が大きすぎる
・動画が小さい
など、コンテンツが見づらいとストレスが溜まります。ユーザーには、余計な負荷をかけないようにしましょう。
操作が煩わしい
閲覧するのに操作が手間だったり、複雑であるのもストレスになります。
説明を読まなくても、直感的に理解でき、サイト内をサクサク自由に歩けるのが好まれます。
何から手をつけたらいいのかわからない
ノウハウ系の会員サイトであれば、何から始めたらいいのか、手順をしっかり伝えるべきです。
お客さんが望むゴールをコンテンツで解消したり達成するための道順を示しましょう。
どこに何があるのかわからない
会員サイトは、激安のドンキホーテの店のようにジャングルにしてはいけません。
お客さんにどこに何が置いているのかわからないようにして回遊すること自体を楽しんでもらうようにするのではなく、カテゴリー分けをして求めているものをすぐに見つけられるようにした方が良いです。
なぜなら、ユーザーは、目的があって会員サイトを利用しているからです。
YouTubeやブログのように無料で簡単にアクセスできては、何かに出会うことに楽しみをしているのなら別ですが、ユーザーは、お金を払ったり、会員サイトにわざわざ登録をして来ています。
つまり、何らかの利益を早く手に入れたいと思っているのでその熱が冷めないうちに早く価値を提供して役立つことを理解してもらった方がいいのです。
利用者の声を聞かない
会員サイトというのは、ユーザーのためにあります。
一方的に自分がしたいことや伝えたいことをするために会員サイトがあるわけではありません。ユーザーの声を聴かない会員サイトが利用される訳がないですよね。
更新されない
会員サイトを作ったらもう終わり。では、継続して利用してもらえません。
会員サイト上でユーザーとコミュニケーションを取らないにしても、ユーザーの声を反映させたり、新しいコンテンツをアップするなどバージョンアップしていかないと継続してお金を払い続けるメリットがありません。
なので、会員サイトをずっと利用してもらいたいなら、改善し続ける必要があります。
利用される会員サイトに共通していること
利用される会員サイトには9つの特徴があります。
楽しみ方/学び方の解説
会員サイトにアクセス後、すぐに楽しみ方や学び方についてのアドバイスがあることです。
楽しみ方については、お客さんの声があって共有できるいいものであれば、教えてあげましょう。
例えば、食品メーカーは、自社の食品を使っての献立などを消費者に伝えて、美味しく調理してもらい少しでも満足してもらえる付加価値を与えています。
また自社の商品を消費者がオリジナルに調理してくれたものなどを紹介したりなどもして他の人にも共有しています。
自分が想定したこととは違う利用や楽しみ方を開発してくれる人もいるので、良いアイデアは取り入れてシェアしましょう。
学び方については、物事を習得するうえにおいて重要で学校教育では深く教わることではないので多くの人が自分の型でします。
その型が学習効果を高める質の高いものであれば問題ないですが、間違った効率の悪い学び方で会員コンテンツのノウハウを学ばれると結果に左右されてしまうので、ノウハウ系コンテンツは、学び方についても教えた方が良いのです。
ロードマップ(全体図)
ノウハウ系コンテンツは、全体像を知れないと、行動に移せない人もいるので、ロードマップを作りましょう。
ゴールを達成するために、何をどの順番でしていくのかをあらかじめ伝えて、準備や心づもりをさせます。
ロードマップを作成するメリットは今どこにいるのか進捗状況や道順を迷わせないためにあるだけでなく、学ぶことの知識やスキルの繋がりもわかるので、効率よく学ぶことができるようになります。
現状の把握(現在地の把握)
ノウハウ系コンテンツは、自分の今の状態によって取り組む内容や順番が変わっていくものです。
コンサルティングなどであれば、クライアントを直接見たうえで指導するので足りないところや必要なところがわかりますが、会員コンテンツは自分で行ってもらうものなのでそうはいきません。
アドバイスできないので、テスト/チェックシートなどを用いて客観的に今のレベルや状態などを知れるようにしてその結果を踏まえたうえで何をしていった方がいいのかを示せるようなものを作りましょう。
変化させる
利用されるノウハウ系会員サイトは、ユーザーを変化させます。
コンテンツがライバルより優れたものでなくても、あるいは独自性はなくても、ユーザーが望んでいる方に変化させているのであれば、それは良い会員サイトです。
ユーザーが求めているのは、結果だからです。
なので、自分だけのコンテンツを作ることも差別化になり新しいお客さんを呼び込むことにもなりますが、コンテンツを確実に理解させて行動させて結果を変えていくものを作ることの方がもっと大事です。
復習テスト
利用されるノウハウ系会員サイトは、ユーザーの知識やスキルを定着させるために復習テストを行わせています。
コンテンツが進んでいったら、復習して理解しているかの確認を自分で取れるようにテストを行なってあげましょう。
コンテンツを全部見せない
会員サイトは、コンテンツがあればあるほど良いと思っていたら、考え方を改めてください。
ユーザーが望んでいない、あるいは役立たないコンテンツが無駄にあれば時間や労力の消費になるし、他のコンテンツまで印象が悪くなります。
例えば、中華料理店をしていてチャーハンには自信があり評判が良いのですが、ラーメンや酢豚など他の料理は美味しいものを提供できないのであれば、他のものを食べた人には、不味い中華料理店と思われてしまうので、
それだったら、チャーハン専門にしてチャーハンだけを食べてもらった方がいいのと一緒のことです。
またノウハウ系コンテンツは、コンテンツを実践していかないといけないので、ありすぎてもやることが多いと感じ圧倒されてしまうので、少ない量で結果を出せるのが一番ベストなのです。
コンテンツ量が多くなってしまう場合は、コンテンツを最初から全部見せなければいいです。
時間が経過したら、コンテンツを見れるようにする、あるいは課題をクリアしたらコンテンツが開放されるなどにすると消化不良や量に圧倒されることはなくなります。
課題をクリアするごとにコンテンツが開放されていく方式はゲームをクリアしていくような達成感を味わうことができるのでおすすめです。
複数のデバイス
会員サイトは、毎日、手軽にアクセスできるようにして習慣化させるのがベストです。
色んな場面、隙間時間にもアクセスしてもコンテンツを楽しめるように設計しましょう。
スマホ、タブレット、パソコンからアクセスしても、見やすい、操作しやすいものしましょう。
もっと利用者さんを満足させ、ずっと利用してもらえる会員サイトを作るコツ
ユーザーとのコミュニケーション
会員サイトを通して、あるいは会員サイト外でユーザーさんとコミュニケーションを取るようにしましょう。
ユーザーさんとコミュニケーションを取れば、求めることが見えてくることがあるので、そのことを会員サイトに反映させることができます。
また、ユーザーさんと繋がりを強くしていくことでその接点を失いたくないと相手に思ってもらえることができたら、会員サイトをずっと利用してもらえることになります。
つまり、会員サイトをコミュニティにして他の場では、密なコミュニケーションを取れないものにしたら、会員サイトの価値は一段と高まります。
会員サイトの利用を続けてもらうのは、コンテンツだけではありません。サービスを設けて新たな価値を作りましょう。
刺激
コンテンツが同じようなものであれば、だんだんと刺激がなくなってきます。
なので、自分自身が常に新しいことを教えることができるようにいろんなことを学び挑戦するようにしましょう。
自分にないものを持っている他人と組んで、会員サイトで公開するのも良いです。
コラボ(共同企画)や対談などをしてコンテンツに幅と深さを作りましょう。
イベント
コンテンツに関してだけコミュニケーションを取るのではなく、全く関係ないところでも接するようにすると、仲間意識が高まります。
特にオフラインの集まりは価値が高いです。
・BBQ
・温泉
・スポーツ観戦
・スポーツ
・カラオケ
・登山
・海
など、友達と遊ぶようなことを会員メンバーとすることで、連帯感ができます。
オフラインのイベントが難しければ、オンライン飲み会、オンラインゲームなどをしてコミュニケーションを深めるのもオススメです。
フォーマット
コンテンツは、3つのフォーマットで学べるようにしてあげましょう。
1.PDF(活字で読むもの)
2.音声(聴けるもの)
3.動画(視聴するもの)
理由は、3つあります。
1つ目は、人それぞれ五感の強みが違うからです。
音声で学ぶことの方が頭に入るという人がいる一方、文字を見て読む方が頭に入りやすい人がいるからです。
学生時代を思い出してもらうとわかりやすいです。
暗記するとき、赤と緑のシートや暗記カードをひたすら見て頭でビジュアル(文字やイメージ)を思い浮かべることを繰り返したのか、それとも紙に書きながら記憶したのか、あるいは、声に出して耳で聞くことで覚えたのかいづれかの方法を用いたはずです。
人の五感はそれぞれ得意分野が違うのです。だから、学ばせるときも複数の学習フォーマットを用意してあげた方がベストなのです。
2つ目は、学習する状況や状態によって勉強のしやすさが変わるからです。
音声は、電車通勤や車の通勤あるいは何か作業している時でもながらで学習することができます。
3つ目は、繰り返し学習でき気づきや記憶に定着することを高めることができるからです。
一度読んだPDF教材をまた同じように読むことは、もう理解したから必要がないと判断したり、同じことを学ぶことは退屈であり重要でないと判断して、復習をする人が少ないですが、一度学んだだけで全てを吸収できる人などいません。
繰り返し学ぶことでできるようになるし、新たな視点を得られるものです。
同じことをできる限り新鮮な気持ちで学ばせるには、学ぶフォーマット(文字、音声、動画)を変えることが最適です。
壁を設けすぎない
会員さんを囲いすぎる策はオススメしません。入退会の障壁を上げて囲うと、退会された会員さんがまた戻ってきてくれることがなくなってしまいます。
他のところを利用して初めて価値を確認できることもあるので、会員さんは自由に行き来できるようにしてあげる方が望ましいです。
入会金に関しては、一度入会金を払ってもらったのであれば退会しても次回は無料にすべきです。
せこい戦略は、かえってお客さんを逃すことになります。
限定
会員サイトでしか公開していないコンテンツがあれば、限定感が高まり、利用したいと思うものです。
ここでしか入手できない、閲覧できないという希少性を伝えましょう。
コミュニティ
会員サイトをコンテンツを提供する場だけでなく、コミュニティの場として会員さんとコミュニケーションを取るのも価値を高めることができます。
会員さん同士との繋がりも持てるようにしてあげると、特別なコミュニティになります。
人は自分が関心や興味をもっている他人のことに好感を持つからです。誰かと気持ちを共有できるのは、幸せで楽しいことです。
会員サイトを作れるツール
会員サイトを簡単に作れるツールとツールを使っての作り方についてはこちらを参照してください。
→会員サイトを作れるツール
まとめ
会員メンバーを満足させる『会員サイトの作り方』を解説しました。
これであなたの会員メンバーは退会する人が減り、維持率が上がるようになります。
その結果、顧客満足度が上がることになり口コミなどもしてもらえるようになり、会員サイトは盛り上がります。
会員サイトの運営によるサブスクリプションは、ビジネスを安定させてくれるものです。
ユーザーの声を聴ける場であり、ユーザーを満足させることができる場でもあるので、最高の接点です。
なのでぜひあなたのお客さんが望む会員サイトを作ることに全力を注いでください。