見込み客の一人一人に、ZoomやSkypeに呼び出しては相談に乗りセールスしていると、時間がいつまで経っても足りず、しんどいだけです。

高額商品であれば、そのかけた時間や労力は無駄になりませんが、教材などの単価の商品であれば、利益をしっかり出すという観点でいくと、なるべく時間をかけすぎない方がいいです。

あなたがボランティアでやっているのなら話は別ですが、ビジネスとしてYouTubeに取り組み稼いでいきたいなら、時給換算をしなくてはいけません。

自分の限られた時間をたくさん使ってサラリーマンと同じくらいあるいはそれ以下の時給で構わないのなら、いいでしょうが、

もっと稼ぎたいのなら、効率の良い稼ぎ方を取り入れるようにしましょう。

本記事では、「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売する効率の良い方法を教えます。

このやり方を覚えれば、自分が直接動かずに稼ぐこともできるようになります。

例えるなら、自動販売機が24時間販売をしてくれているようにあなたもインターネットに働いてもらい、自分自身は自由に他のことをやりながらも、勝手に売上が上がっている状態を作れます。

働かずにお金が入ってくるなんて理想ですよね?
インターネットなら実現可能なのでぜひあなたも自分だけの自動販売機を作ってください。

その作り方を解説します。

「1対多」でオンラインで商品を解説して販売する「メリット」と「デメリット」とは?

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売する「メリット」と「デメリット」を解説するには、その反対の「1対1」のメリットとデメリットも解説するのがわかりやすいので、それぞれ順番に話します。

オンラインで「1対1」で商品を解説して販売するのメリットとデメリット

オンラインで「1対1」で商品を解説して販売するメリットは、相手のニーズに合わせてその場で調整できることです。

しっかり相手の話を聴きながら、質問し答えていけるので満足度も高まり、成約率も「1対多」より高くなります。

デメリットは、時間と労力を要するので多人数に行うことは難しいことです。効率は良いとは言えません。

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売するのメリットとデメリット

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売するメリットは、労力と時間を節約できることです。多くの人に一度に解説して販売できるので効率が良いです。

また、成約に結びつかなかった人が場の力(雰囲気)によって成約できることもあります。その反対もあります。

デメリットは、「1対1」のように1人に対して行う訳ではないので、多数に合わせて話すために、反応をしっかり見れないことです。

そのために、響かない人がどうしても生まれてしまいます。結果、成約率は、「1対1」に比べると落ちる傾向にあります。

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売する方法

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売する方法は3つあります。それぞれ解説します。

Liveオンラインセミナー

取得したメールアドレスやLINEアカウントにLiveオンラインセミナーの日程を予告して行います。

リアルセミナーと違うので会場の大きさや予約もしなくていいので当日の参加者の人数が読めなくても困ることがありません。

Liveオンラインセミナーは、Zoomを使って開催することがおすすめです。くれぐれもYouTube Liveで行わないようにしましょう。

セミナー中のメッセージを視聴者さんが自由にできる状態だと主導権を握れません。

リアルセミナーで考えてもらえたらわかりやすいですが、セミナー講義中に自由に発言されたら、他の参加者が気になりますよね?

講義に集中させるためにも、勝手な行動はできないようにコントロールできる場が望ましいです。それができるのがZoomです。

Zoomの機能で話すことやメッセージすることを主催者が自由に指示することができます。

Liveオンラインセミナーを行うのに必ずしてほしいことは、個別相談に応じてあげることです。

周りの人がたくさんいる状態で個別のことを相談するのは、恥ずかしかったり、他の人には聴いてもらいたくない話もあるものです。

なので、個別に相談したい向けに時間を作ってあげるようにしてください。そうすることで迷いがなくなり成約の後押しをすることができることが多いです。

Liveオンラインセミナーは慣れていない人ほど積極的にやるべきです。

視聴者さんとのコミュニケーションになるし、求められていることをよく理解できるので、商品やサービスの改善や新商品の開発に役立ちます。

Liveオンラインセミナーのコツは、場の力を最大限に引き上げ活かすことです。
そのためには、参加者に積極的でかつ前向きな発言をさせることです。

主催者として、参加者さんがテンションが上がるように話し、参加者同士で話をさせて仲間のような繋がりを時間の限り作っていきます。

仲間のような繋がりを作るには、共感や信頼が必要です。
自分のことを話させるオリエンテーションやアイスブレイクをしましょう。

そして、セミナー中にあなたの商品やサービスの一部を体験させ、価値を先に感じてもらうことです。

その時に差を理解させることが大事です。

そのことで商品やサービスの必要性を感じてもらえ、買う人がその場で多いほど、迷っている人の背中を押すことになりどんどん売れていくようになります。

擬似Liveオンラインセミナー

擬似Liveオンラインセミナーとは、Liveでオンラインセミナーが開催されているように見えるけど、実際は録画版であることを言います。

Liveだと思わせる理由は、集中させるためです。

録画されたものを見ている場合、今、自分に向けて伝えられているものだと感じにくく、どうしてもメッセージが響きにくくなります。

また録画の場合、早送りなどされるとちゃんと見てもらえなくなるので理解も低くなります。

集中力の中身がLiveと録画では全く変わってくるので、成約率も影響を受けます。

なので、リアルタイムでやっていてそれに参加していると思わせることが有効になります。

Liveでオンラインセミナーをやっているかのように見せるには、ツールが必要になります。

擬似Liveオンラインセミナーの注意点は、トレンドのある話を一切しないことです。

トレンド的な話をすると、過去に録画されたものだとわかってしまうため擬似Liveオンラインセミナーにならないからです。

話だけでなく、見えるもの、聞こえるものにも注意してください。
(日にちのわかるカレンダーや時間のわかる時計、季節を感じさせるBGMなど)

擬似Liveオンラインセミナーを開催するにはツールを使うことが不可欠ですが、ツールの機能によって擬似Liveオンラインセミナーの中身を若干Liveオンラインセミナーに近づけることもできます。

例えば、擬似Liveオンラインセミナーの場合、他の参加者さんを巻き込んでのオリエンテーションやアイスブレイクはできませんが、メッセージだけLiveで対応することは可能です。

その場合、参加者さんとともに擬似Liveオンラインセミナーにリアルタイムで参加する必要はありますが、メッセージのやりとりだけリアルタイムで行うことによって、臨場感がないより増します。

参加者さんを受動的ではなく能動的に参加させることができるしコミュニケーションも交わせるので、満足度も講義の質も高めることができます。

擬似Liveオンラインセミナーのセミナーの作り方は、1対多ではなく、1対1でセミナーをしているように構成すると良いです。

文章や録画動画

オンラインで「1対多」で商品を解説して販売するには、LiveだったりLiveに似せないと商品やサービスは売れないかと言うとそういう訳ではありません。

録画の映像を見てもらうことでも、文章だけでも販売することはできます。

ただし、一番成約率が上がるのは、Live、Liveに似せた録画、動画、音声、文章の順番です。

LiveやLiveツールの費用で行うことが難しいのであれば、文章に動画や音声をできる限り使って情報量を多くしてあげるのが望ましいです。

「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売するのに必要なこと

「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売するのに必要なことが3つあります。

1.リストの取得

「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売するには、こちらから相手にいつでもメッセージを届けることができる顧客の連絡先(リスト)を持っておかなければなりません。

顧客の連絡先(リスト)とは、メールアドレスやLINEのアカウントです。(他にも、電話番号や住所もリストに該当しますが、インターネットを利用して効率良く1対多で販売するには不向きなので不要です)

ちなみに、「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売するのにYouTubeを使ってはいけません。

なぜなら、視聴者さんの全員があなたの商品やサービスに興味を持っている訳ではないからです。

無料で視聴を楽しんでいる人もいるので、そいう人たちにも、セールスを見せることは、押し売りをしているようなものなので嫌がられます。

無理にセールスしてもまず売れないので、買いたい人だけに案内ができるようにしましょう。

買いたい人を集めるためにリストを取得することが大事です。

2.メルマガ/LINE公式の契約

顧客の連絡先(リスト)であるメールアドレスを取得した場合は、メールアドレスをもとに一括配信できるメルマガスタンドに契約しましょう。

GメールやYahooメール経由でメルマガで情報を配信できますが、メールの到達率が悪くなるし、メルマガを配信を途中でストップして欲しいと言われた場合のリストの管理なども大変です。

リスト数にもよりますが、月額約3000円くらいから配信できるのでビジネスをするための投資として割り切ってください。

LINEに関しては、一般の人が利用しているLINEのアカウントで登録してもらうのではなく、ビジネス利用のLINE公式を契約してそのアカウントで友達登録してもらいましょう。

一般のLINEアカウントでは一括配信ができないからです。

ただし、LINE公式は、月額費用が大きくかかるので、稼げることが見込めるようになってから使用するのが経費面では優しいです。

投資があまりできなく、まだリスト数が少ない場合は、労力と時間がかかりますが、一般のLINEに登録してもらい1人1人手動でメッセージを送りましょう。

ちなみに、TwitterやFacebookやInstagramのフォロワー(友達)は、リストにはなりません。

理由は、フォロワー全員に一斉に個別メッセージを送信できないからです。

3.ステップメール/ステップLINEの機能

セールスを自動化したいのなら、メルマガの場合はステップメール、LINE公式の場合は、ステップLINEを活用しましょう。

どちらも、メルマガスタンド、LINE公式を利用した場合に機能としてあるので使うことができます。

ステップメールやステップLINEでできることは、事前に登録しておいたメッセージ等をスケジュールを組んで配信を自動でさせることができます。

なので、例えば、新規で登録されたリストに対して、自己紹介やプレゼントや商品やサービスを紹介するための解説や必要性を理解してもらうための教育だったりを理解しやすく受け入れやすい順番で配信できるので、登録されたリスト毎に手動でメッセージを0から送らなくていいのです。

新しい見込み客に対してだけ0からコミュニケーションを取っていくことをステップ機能に任せることができるので全員に送るリアルタイムの配信だけに集中ができます。

その点でもリスト管理がしやすくストレスがなくなります。誰に何を送ったのか等を細かく自分で管理して配信をするのは大変ですからね。

「1対多」のオンラインで商品の販売の成約率を高めるには?

教育する

ノウハウ系の商材を販売したいなら、見込み客を教育することも時に必要です。例えば、副業でビジネスを教えるのになぜ副業を始めるべきかを理解させていないと、購入の決断がスムーズにいきません。

・サラリーマンだけだとなぜ良くないのか?
・なぜ、今、副業をするべきなのか?
・副業の中でもなぜ自分が教えるビジネスはおすすめなのか?
・なぜ、自分から習った方がいいのか?

知識や経験がない状態で物事の判断ってできますか?
難しいですよね?

なので、教えてあげて選択できるようにさせてあげないといけません。

アウトプットさせる

あなたの商品やサービスを販売したいなら、体験させて結果を感じてもらうのが手っ取り早いです。

情報だけ与えて、アウトプットすることを相手任せにしていたら、ほとんどの人がやらないのであなたの情報の中身を体験してもらうことができません。

そうなると、他の情報発信者と同じです。体験させて少しでも良い変化を感じてもらえたら、あなたを信用するようになりあなたの商品やサービスに期待するようになります。

そうなれば、もうあなたは紹介するだけで売れます。

体験させるには、具体的に指示することとお願いすることです。
情報から学ぶことを受身にさせず、主体的にするために読んだら必ず感想をLINEまで送ってくださいなどと言ってコメントさせるように仕向けるのです。

そうすることでアウトプットしてもらい情報を活かすことをしていってもらうのです。そうなれば、体験して変化が起きているはずです。

先に与える

あなたが売りたい商品やサービスは見込み客にとって未知なるものです。未知なるものを買うのは興味がある反面、思っていたものと違ったらどうしよう?と不安に覚えるものです。

ましてや価格の高いものだと余計にです。あなたも逆の立場であることを想像したら同じじゃないですか?

なので、販売者はあの手この手で工夫しています。

・スーパーなどでの試食
・実演販売で見せる、触らせる
・通販サイトでのサンプル提供
・初回無料のカウンセリング
・初めての方限定で30分の施術サービス
・無料見積もり

など、販売したい商品やサービスに関係するものを先に体験してもらうことをしています。

先に体験することができれば、取り扱い商品やサービスがどんなものであるのか想像しやすくなるし、販売者を信頼もできるので購入者としては圧倒的に購入の決断がしやすくなります。

だから、販売者は、無料で先に与えていることをしています。

無料であるので、当然損することになりますが、最終的には先に与えた方が購入してくれる人が増えるので、利益になります。

だから、どんどんプレゼントを積極的にした方が良いのです。

五感に訴える

「1対多」のオンラインでは、いろんな人が参加されるのでそれぞれに合わせた個別な話ができません。

なので、どうしても個別で話すよりも言葉が届きにくくなります。

そんな環境下で多く人に向かって話しながらも、個人に話しかけているように感じてもらえるようにするには、五感に訴えた話し方をすることです。

人が他人の話を聞く時、自分の得意な五感で理解しようとします。例えば、視覚がより働く人は、映像を頭で描き理解を深めます。

映像化しやすい言葉を使ってあげれば、イメージしやすいため内容が頭に入ってきやすいのです。

聴覚がより働く人は、その時に聴こえる音を言葉にしてあげたり、言葉に抑揚をつけると、臨場感が高まり理解しやすくなります。

身体感覚がより働く人は、触れさせたり、皮膚感覚を言葉にしてあげると、腑に落ちやすくなります。

このように、五感に訴える話し方をすることで、個別に話していなくても、自分だけに話をされているように感じ、自分毎としてメッセージを受け取ってもらうことができます。

言葉を磨く

セールスが得意な人というのは、使う言葉が違います。手垢のついたありきたりな言葉は使わず、自分独自な視点で言葉を選び使っています。

だから、言葉を新鮮に感じたり、心に引っかかるのです。

「1対多」のオンラインで商品の販売の成約率を高めたいなら、語彙を増やしましょう。

語彙を増やすおすすめな方法は小説やアニメ、映画から良い言葉をたくさん食べることです。

そして、自分が反応した言葉をノートにメモしなぜ心が動いたのかを推察することです。

その繰り返しで言葉のセンスが磨かれていき、人を動かす言葉を話せるようになります。

リストを選ぶ

人の感情というのは、伝播します。例えば、怒っている人がそばにいてイライラした態度を取られたらこちらまで気分が悪くなることはないですか?

その反対に子供が満面の笑みで楽しそうに遊んでいるのを見たら、こっちまで何だか朗らかな気分になりますよね。

赤ちゃんが自分の方を見てくれて笑顔になってくれているのを腹が立つなんて人はいないでしょう。いたら、サイコパスですね。

話が逸れましたが、人は人の影響を知らず知らずのうちに影響を受けています。

「1対多」のオンラインでも同じで、一箇所にいろんな人が集まります。

そこで、熱心でない人や中途半端な気持ち人がいたら、他の人に伝わり悪い影響をもたらします。

だから、「1対多」のオンラインで労力は同じだからと言って、不特定多数で興味の薄い人を招待するのはよくありません。

場というのは、集まる人で雰囲気がつくられ、高いエネルギー空間に変わります。

多くの人に販売する機会が欲しいからと言って、商品やサービスを買わない人を集めても意味がないのです。むしろ害悪になるのでやめましょう。

習慣化させる

リストを取得してこちらから一方的に連絡できる手段を持てても、必要な時に情報を受け取ってもらえなければ意味がありません。

商品を販売したい時だけに情報を配信されたらどう思いますか?身勝手に思いませんか?

セールスするためにメールアドレスやLINEに登録させたと思われイメージが悪くなります。

なので、リストを取得したら、いきなりセールスするのではなく価値ある情報を配信するようにしましょう。

配信はできるだけ決まった日、曜日、時間にしましょう。

そのことによって習慣化させることができるので、いざ販売する時にも読んでもらえるため成約しやすくなります。

セールスは一言や一回言っただけで欲しくなるものではないので、数回、数日話を聴いてもらう必要があります。

それが飛び飛びだったり、遅れて読まれると、内容を忘れたり購買意欲が落ちたりするので、なるべくリアルタイムで見てもらう方が良いです。

そのためには、普段から見てもらう必要があるので習慣化させることが大事になってきます。

まとめ

「複数の視聴者さん(見込み客)」にオンラインで一斉に商品・サービスを解説して販売する効率の良い方法を解説しました。

これであなたは自分だけの自動販売機を作り稼ぐことができます。

販売を自動化できれば、コンテンツ作りなどの集客や商品の改善や新商品の開発など他の作業に集中できるのでどんどん稼げる流れを作ることができます。

売上利益を伸ばしていくことには、今回伝えた方法が重要になってくるのでぜひ形にしてくださいね。