人気のYouTuberさんは、紛れもなくストーリーが面白く
伝え方が上手いです。

だから、人を惹き付けることができます。

それに対して、不人気のYouTuberさんやYouTube初心者さんは、
ストーリが面白くなく、伝え方が悪いので、

内容が頭に入ってこず、離脱してしまいます。

どうして、この差は生まれるのでしょうか?

それは、型を知っていて、使いこなせているかどうかの違いです。

あなたも型に合わせてストーリーを作れば、

面白いものを作れるし、伝え方を知れば、人を簡単に惹き付けることが
できるようになります。

では、解説していきましょう。

ストーリーとは?

ストーリとは、物語です。

日本昔話しだと、桃太郎や金太郎、浦島太郎、
海外のグリム寓話だと、シンデレラ、赤ずきん、白雪姫が有名です。

イソップ童話だと、北風と太陽、アリとキリギリス、うさぎとかめが
が有名です。

子供の時に本で読んだり、アニメで見たりしたものだと思いますが、
内容を覚えてはいませんか?

それに対して、国語の授業で学んだ小説(物語)以外の
本のタイトルや内容をぱっと思い出せますか?

なかなか思い出せませんよね?

これがストーリの力なんです。

ストーリにすると、人の記憶に長く残すことができるのです。

だから、先祖は、伝えたいことをストーリーにしました。

知識や経験を忘れてしまうと、同じ失敗を繰り返し、
進化や発展がないため、繁栄させるために、

ストーリーで話すことを開発したのです。

天照大神の日本書紀、宗教の教典である、聖書やコーラン、仏典など、
伝え続けたいものは、すべて物語で構成されています。

なぜYouTubeにストーリーなのか?

一見の視聴者さんを、一度で惹きつけ常連さんやファンにしたいからです。

それには、ストーリーの力が不可欠だからです。

人を惹きつけられるストーリーを作ることができれば、

・一見客を常連客にできる
・商品・サービスが売れる
・良いねを押してもらえる
・登録ボタンを押してもらえる=登録者数が増える
・口コミをしてもらえる
・検索して探してもらえる
・必要な時に思い出してもらえる
・顔や話の内容をすぐに覚えてもらえる
・コンテンツが面白くなる
・コンテンツがわかりやすくなる
・応援してもらえるようになる
・共感してもらいやすくなる
・仲間が増える

など、YouTubeをするのにメリットがたくさんあります。

ストーリーが記憶に残ることを言いましたが、

なぜ、記憶に残りやすいかと言うと、

話が印象深くなり内容もわかりやすくなるからです。

主人公の目線でいると、主人公が経験することを
疑似体験できるし、出演するキャラクターが他にいれば、

その分、また目線が変わります。

色んな目線を知ることで気づくことがたくさんあるし、
学びにもなります。

ストーリーはより臨場感を得られやすいので、感情を伴いやすく
感情が動くほど、心にも残りやすくやすくなります。

そういった理由で、上記で示したメリットが得られるのです。

物語が行動に影響していることを知れる実験結果もあります。

アメリカのリードモンタギュー博士は、
コカ・コーラ好きの人に、ブランド名を知らずに飲んだ時と、
知ってから飲んだ時で、脳内の活動を計測しました。

その結果は、ブランド名を知った状態で飲んだグループは、
知らずに飲んだグループよりも、美味しいと回答する率が高くなりました。

結論としては、ブランドイメージが美味しいと感じさせたのです。

コカ・コーラ社は、CMなどの広告で、
物語を演出しブランドイメージを形作っています。

若い男女、友人、家族などテーマを決めて、それぞれの人に
響くものを作っています。この影響が美味しいと思わせたのです。

また同様にアメリカのウィリアムケースビアとポールJザックの両博士の
実験では、

病気にかかった2歳の男の子に関する悲しい動画を見るグループと
見ないグループに分かれて、脳の活動を見たところ、

動画を見た人たちは、オキシトシン(親しみや共感のホルモン)が、
脳から分泌されていて、

お金を寄付するのが見ていない人に比べて高くなる結果が出ました。

以上のことから、物語は、人の行動に大きく影響すると
言えます。

人が惹きつけられるストーリーの型とは?

ジョゼフ・キャンベルという神学者は、世界の神話を研究して
ある共通項を突き詰めました。

それが、

ストーリーの型です。

神話のほとんどが共通してある型で語られていたのです。

ジョゼフ・キャンベルは、その型を、
ヒーローズジャーニーの法則と名付けました。

現代の映画やアニメや漫画などは、この型を用いて、
作られています。

その理由は、神話が語り継がれている事実が表しているように、

人を惹きつけ、忘れないほどに印象を与えることができるからです。

この型は、娯楽のコンテンツ以外にも、ビジネスにおいても
広く応用できます。

自己紹介や商品開発のストーリー、セールストーク、

YouTubeでの動画作りに販売ももちろん利用できるので、
ヒーローズジャーニーの法則をインプットし、

使いこなせるようになってください。

ヒーローズジャーニーのストーリーの構成

ヒーローズジャーニーは、どんな型であるのか
解説しながら、例を上げ応用しやすいようにコツを教えます。

12で構成されています。

1.平凡な日常

物語の一番最初は、日常的なシーンから始めます。

主人公は、問題への認識がまだ薄い、もしくは認識していない状態です。

ヒーローズジャーニーは、実際に人が経験する
成功物語でもあります。

私自身もこの物語を経験しています。私のことを例にあげると、

サラリーマン時代、会社に就職し幸せな未来に向かって
仕事をコツコツと頑張っていました。

特別な問題をこの時は気づいてなかったし、何もこの時は、
起きていませんでした。

2.冒険への誘い

主人公に対して新たな旅立ちへの誘いが訪れます。

問題が起こったり、発覚することによって、現状のままでいるのか
どうか問われます。

映画やアニメや漫画は、他人から背中を押されて嫌々出発する
パターンも多いです。

私の場合は、サラリーマンとしての不自由に気づき、
このまま働いていても収入も時間や心のゆとりを得れないことに気づき、

副業をネットで探し、ビジネスを始めることを決断します。

3.冒険の拒絶

旅たちは、今までの日常とは違う、非日常の世界になるので、
興味や夢は持ったままでいるのですが、

実際スタートしてみると、不安や恐怖で足踏みすることになります。

映画などでは、トラップにハマったり、敵や困難に遭遇して
そこから避けようとします。

4.師との出会い

そんな危機に、師匠との出会いが訪れます。

映画のスターウオーズで言うところのヨーダ、
ハリーポッターならダンブルドア教授、
ドラゴンボールでは亀仙人、
鬼滅の刃では、鱗滝左近次、

と運良く出会え、冒険に明るい道が開くようになります。

私の場合だと、起業スクールに入塾し、師匠を知り得たことになります。

このメンターとの出会いが、自分の人生の方向性を決定づけると
言ってもいいです。(だから、人の出会いやつながりを大切にしないと
いけないのです。成功できない人は、目先の自分の利益だけを追ったり、
礼儀やマナー知らずの人が多いです。)

5.事件の始まり

物語は進んで行くと、問題が起こります。

ただ、冒険を拒絶の時と違って、メンターと出会っているので、
乗り越えることができます。

映画やアニメでは、最初の関門を突破すると同時に、
もう後には戻れないことを描写されることが多いです。

私の場合でいうと、起業スクールに入り、コンセプト決めで
迷っているところをメンターに相談し、方向性を決めることができ、

ブログを書き始めることができたところがあたります。

これからどんどんやるぞ!というところでどんどん前に進んでいるところです。

6.試練、仲間、宿敵との出会い

主人公はたくさんの試練に立ち向かうことになります。

それを乗り越えるために、仲間や宿敵に出会うことになります。

問題は人を歩ませる機会になると同時に成長させる機会にも
なり、決して悪いものではありません。

問題が現れるからこそ、なんとかしようと思うものですから。

ただ、問題はやっぱり一人では解決することができなくて、
仲間の存在が助けになります。

宿敵は、ライバルややっかいな問題や大きな問題にあたるでしょう。

私の場合で言うと、自分への自信が揺らぎ、疑いを持ってしまっている
状態です。

起業当初は、成功への願望は強くあるものの、ほんとに上手くいくのか、
不安だったし、金銭的ゆとりもなかったため、お金が底をついてしまわないか、
現実問題として、すぐ目の前に恐怖がありました。

不安や恐怖から心は擦り切れ、身体も状態が悪いことがありました。

でも、メンターや起業仲間がいたから、
実践をし続けることができました。

7.もっとも危険な場所への接近

主人公はもっとも危険な場所に接近していきます。

危険であるとわかっていますが、
それを乗り越えないとストーリーの目的は達成できないことも分かっています。

私の場合で言うと、責任を担うことの決断がそれにあたります。

実業になるので、顔出しや、お客さんに対しての、
理念の提示や宣言は、非常に勇気のいることでした。

でも、信用、信頼を得ることに必要だと思って、
公開することにしました。

8.最大のチャレンジ

ストーリーのクライマックスです。

いよいよもっとも危険な場所に到達し、最大の試練を乗り越えようとする場面です。

私の場合は、コンセプトを変えたことです。

今まで信じて積み立ててきたことを新しいことにチェンジするのは、
勇気がいります。

ですが、執着せずに変えてみることをしてみました。

9.報酬/宝

最大のチャレンジを乗り越えた時に主人公は報酬に値する対価を手に入れます。

私の場合は、お客さんからの初見積もり依頼と同時に、
成約です。(どれほど嬉しかったことか。)

10.帰路

報酬を手にした主人公は、帰路につくのです。

しかし、多くのストーリーではまだ敵に追われていたり
最後の危険が孕んでいる状況です。

私の場合で言うと、ビジネスの継続です。

報酬を得れるようになり、安心を少しばかりは得れ、
ひとまずは、ビジネスを続けていくことへの自信になりました。

11.復活

主人公が特別な体験から戻ってくることになります。

映画やアニメのストーリーでは、主人公が最大のチャレンジの中で死に直面し、
息を吹き返すという場面です。

私の場合は、ビジネスで結果を上げることができ、
ビジネスで結果を上げれなかった自分との違いを認識できている状態です。

12.宝を持っての帰還

主人公が日常に戻ってきます。

これで物語は完結を迎えるのです。

私の場合は、収入を得れビジネスでの稼ぐ力を手に入れたことでの
心の平和や趣味への投資などです。

新しい日常に満足できるようになります。

以上がヒーローズジャーニーの12の流れになります。

映画やアニメを見てもらえば、大抵このパターンで描かれていることを
理解できると思います。

いろんな物語を改めて見てもらい、12の構成の理解を
深めてください。

ストーリーをさらに魅力的にするには?

ストーリーの型に肉付けしていくのは、

あなたの体験になります。

だから、ストーリーをさらに魅力的にするには、
新しい経験を踏み、挑戦することをしてください。

同じことやできることばかりしていては、

学びもないし、失敗もないです。

失敗は、ストーリーの中に絶対にあるし、
その失敗を乗り越える姿がストーリーに必要です。

最初から順風満帆でいっている人に共感できますか?

そんなストーリーを見ても面白いですか?

やっぱり山あり谷ありがあるから、面白いんです。

ストーリーには、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、イライラ、
シクシク、ゲラゲラ、いろんな感情を感じれるものが、

面白いです。

YouTuberであるあなたは、ストーリーを常に作っていかないといけないので、
飽きられないためにも、

新しいことを経験し挑戦することを人生テーマにおいてください。

まとめ

いかがでしたか?

ストーリーの力と型は、まだまだ一部の人しか知られていないです。

なので、この型を知りコンテンツを作れば、
あっという間に人を惹き付けることができます。

ヒーローズジャーニーの型を繰り返して、
作れば作るほど、上手くなってくるので、

とにかく実践を続けてください。