YouTubeなどの動画があるにも関わらず、なぜ、Clubhouse(クラブハウス)、Voicy、stand.fm (スタンドエフエム)、himalayaなどの映像がない音声だけのプラットフォームが流行るかわかりますか?

そこに音声ならではの強みがあり、音声コンテンツを作ることを推奨する理由があります。

音声の強みを活かしてコンテンツを作れば、ファンをたくさん呼び込めることになるし、商品も一段と売りやすくなります。

つまり、自稼YouTuberによって音声コンテンツはメリットでしかありません。

具体的な音声コンテンツのメリットと作り方を知りたい人は最後まで本記事をぜひ読んでください。

「音声コンテンツ」と「動画コンテンツ」の違いは何なのか?

音声コンテンツとは、音声だけでつくったコンテンツです。動画コンテンツとは、映像と音声でつくったコンテンツです。

音声コンテンツと動画コンテンツとの違いは、「ながら」でコンテンツを楽しめるか、そうでないかです。

例えば、動画コンテンツであれば、筋トレやストレッチなどの運動をしている時や満員電車で座れない中を通勤している時、あるいは、掃除や料理をしている時に、音声は聴けても、映像は見れません。

動画では、登場人物のリアクションやテロップがおもしろさを生んでいたりもするのに、それが見れないのであれば、コンテンツの価値や魅力が落ちてしまいます。

そもそも、動画のほとんどが映像を見てもらうことを前提として作っているので、音声だけで楽しんでもらうには送り手とミスマッチを起こし、無理があります。

例えば、ジムのトレーニングの動作や数学などの学習で映像なしで、音声を聴くことだけにしたら、理解がかなり難しくなります。

音声コンテンツは、最初から音声だけしか情報のソースがないので、受け手が聴いてわかるように伝える努力をします。

だから、「ながら」でも理解できて十分に楽しむことができるのです。

なぜ、音声コンテンツを作った方がいいのか?

動画があるにも関わらず、音声コンテンツを作った方がいい理由は、「ながら」でも楽しんでもらえること、だけではありません。

音声コンテンツは、耳だけしか情報を受け取れない分、受け手が集中した時は、記憶や感情に残りやすい特徴があります。

五感の一部に神経を集中できる(=集中するポイントが少なる)ので、意識しやすくなるからです。

どんなことを音声コンテンツにすると良いのか?

音声コンテンツは、学習してすぐに実践するのが難しいことや考え方や行動を変えることが難しいことに最適です。

ながらで聴ける=音声コンテンツは、繰り返して学習することが苦になりません。

だから、一度に理解したり、なかなか変えれない考え方や行動を、改善するコンテンツに適しています。

・心構え
・暗記系
・考え方
・ノウハウ系

動画のコンテンツでないと価値が落ちてしまうものでも、復習用としての音声コンテンツであれば、話は全く変わってきます。

音声コンテンツは繰り返し学習に最適なので、復習用の音声バージョンを新たに作り提供してあげると、満足度は爆上がります。

音声コンテンツは5パターンで作れる!

音声コンテンツは、5パターンで作れます。

1.映像コンテンツを音声版の復習として再リリース
2.対談
3.Q & A
4.トレンドであるニュースを紹介したり、プチ解説する
5.マインドセット

1.動画コンテンツを音声版の復習として再リリース

動画コンテンツがあれば、音声版を新たに作りなおしましょう。

動画から音声を切り取って音声版とすることは、全く意味がないので注意してください。

音声だけを聴いてわかるように作ることが大事です。

動画コンテンツがない人は、音声版として自分のノウハウを解説しましょう。

2.対談

ゲストを呼んだりして対談方式で音声を録るのも良いです。

3.Q & A

視聴者さんからの質問や声をQ & Aで音声で答えていきましょう。

4.トレンドであるニュースを紹介したり、プチ解説する

トレンドニュースは、わざわざ動画のコンテンツにするまでもないものや、スピードを優先して早く知らせたいことや、一部の人だけに公開したいことがさまざまにあるので、音声が向いています。

5.マインドセット

心構えや考え方は教わってすぐに自分のものにできるものではありません。

これまでの経験や習慣で築かれてきたものなので、なかなか変えることができないことが多いです。

なので、音声にして表現を変えながら繰り返し伝えていくのが良いです。

音声コンテンツの質を高める3つの基本

3つポイントがあります。

1.音質
2.発声
3.体調管理

1.音質

音声コンテンツは、声だけなので耳に集中されます。

音楽ジャンルがイヤホンの種類が豊富でいい音質で聴きたい人が多いように音声コンテンツも音質を上げた方が満足度が上がります。

音質を上げるには、高品質で音を拾えるマイクを使うべきです。

高品質のおすすめマイクは、

・SHURE 単一指向性ダイナミック型マイクロホン SM7B
・RODE ロード NT-USB USB接続型スタジオマイクロフォンNTUSB
・ HyperX QuadCast HX-MICQC-BK ( 4P5P6AA )
・Blue Yeti Blackout Edition BM400BK

がおすすめです。

YouTubeでも使えるので、資金がある人は、設備投資をしましょう。

マイク用ショックマウント、ポップガードも使用して、不快な音が入らないようにしましょう。

マイクの音量に関しては、普通に喋った時に、ちょっとレベルメーターが赤くなるか、ならないかくらいで調節しましょう。

2.発声

音声を録る前に発声練習をするようにしましょう。

発声練習をするだけで、口が滑らかになり、噛んだりするのが少なくなり、声も聞き取りやすい音を出せるようになります。

3.体調管理

声は、体調に大きく影響を受けます。なので、体調管理を徹底しましょう。

身体が疲れていたり、病気になると覇気のない声になります。

運動、睡眠、食事をベストな状態で維持するようにしましょう。

お酒は注意が必要です。

酔いが回っている状態で録音するのは論外だし、深酒した翌日の朝など、飲酒してから時間があまり空いていない時に録ると呂律が回っていない感じに聞こえるので、収録時間に配慮して行動しましょう。

喉も痛めないようにしてください。

カラオケなど大きく声を出す場面以外にも例えば、ホテルなど宿泊した時は、部屋が乾燥していたり、空気清浄機や加湿器がなかったり自宅との環境が変わったりするので痛めやすくなります。

繰り返して聴いてもらえる『音声コンテンツ』の話し方

繰り返して聴いてもらえる『音声コンテンツ』の話し方には、3つのポイントがあります。

1.声に緩急をつける
2.イメージ
3.言葉を操る

それぞれ解説します。

1.声に緩急をつける

ただ話すと、棒読みになり、台本を読んでいるかのように相手に聞こえてしまいます。

動画と違って表情を見せれないので、言葉に感情を乗せることをしましょう。

緩急をつけるコツは、面と向かって人と話しているように話すことです。

相手が頷いたりなどリアクションしてくれている姿を想像しながら伝えることをすれば、リアリティーが出て勝手に緩急が生まれます。

表情も動作も人と話しているように同じにしましょう。

電話で謝罪する時は、実際に頭を下げて謝ることが大事だと言われます。頭を下げずに言葉だけだと、気持ちが入ってなく伝わらないのです。

頭を下げてちゃんと気持ちを込めて謝罪をすれば電話でも伝わるのです。

動作をして口に出すと音の出方が変わるし、相手に届く声の強弱が変わるので、気づくのです。

見えないところであっても人の五感で悟られていることを理解しましょう。

2.イメージ

音声だけになるので、意識的に五感に訴えられるような話し方をしましょう。

映像としてイメージできるように描写する表現をしましょう。具体例をあげてあげるのもイメージを浮かべやすいです。

聴覚に訴える方法は、効果音やBGMをうまく活用しましょう。

例えば、焼きたてのステーキがあることを伝えるなら、ジューと焼いている音を聴かせるのが早いです。

聞き覚えのある音を聴けば、一瞬で思い出してくれます。

聴覚に訴える方法を学ぶのに一番いいテキストは、ラジオ広告です。

ラジオ広告は、聴覚を刺激しながら、五感に訴えるのが非常にうまいです。プロ集団が作っているので、非常に勉強になります。

3.言葉を操る

わかりやすく伝えることも大事ですが、それだけだと、新鮮さに欠けます。

人は自分が知らないことに価値を置いたりするし新しいことを知りたいという知的欲求もあるので、新しい言葉も使った方がいいのです。

同じ意味でも言葉を変えることで、ニュアンスが変わり、伝わることも変わります。

その微妙な違いが、考え方を変えたり、行動をうまくとれるようになったりするので、言葉も重要視しましょう。

普段の生活から言葉に興味を持ち、ボキャブラリーを増やしていきましょう。

繰り返して聴いてもらえる『音声コンテンツ』を作る手順

メインテーマ

誰に何を話し、どんな利益を相手に与えられるのか、それは求められているものなのかを考えましょう。

自分が話したいことだけをただ話していても聴いてはもらえません。

・ノウハウ
・感情の発散や整理(勇気をもらえる、リラックスできる、笑えるなど)
・アイデアや視点(気づきをもらえる)

には、利益があるので、自分が提供できることで相手を満たせるものをテーマにしましょう。

コンテンツをぶつ切りにする

一度に長時間話すと、聴く方も大変なので、章、節、項目と細かく分けて収録しましょう。

話す時間

音声コンテンツは、隙間時間などに手軽に聴けるようにするのがベストです。

内容を細かく区切り、5分から10分で1つの音声が聴き終えるようにしましょう。

音声対談に関しては、10分から15分と少し長めでも大丈夫です。人数が増え、合いの手があるので飽きがきにくいためです。

コンテンツの価値を高める伝え方①

コンテンツを話す時は、相手の悩みや共感から入りましょう。受け手は、安心し信頼したいという思いになります。

そしてテーマを伝え、聴き終わると何が手に入れることができるのかを先に伝えましょう。

好奇心が高まり、しっかり聴こうと集中するようになります。

価値というのは、提供してから感じてもらうものではありません。先に価値を伝えておかないと、人は感じることができないのです。

例えば、見ず知らずの店舗や店員さんに「この青森県産のりんごが美味しいから、ぜひ食べてください」「食べたらわかります」と言われて、「はい」と言えますか?

食品で美味しいの一言では、価値がわからないし、価値を伝えていることにもなりません。

いくら美味しいことがわかってても、食べないと全くわからない状態で人に勧めるのは、横暴だと言えませんか?

相手に価値を感じてもらうには、詳細を伝えなければなりません。

りんごの例に話を戻すと、価値はこのように伝えることができます。

小一時間かけて、山に登りミネラルが豊富な水を採水し、りんごの栽培に使用しています。

りんごの皮は、栄養価が高いため、皮ごと食べてもらいたいので、そのままかじれるように無農薬で安全に育てています。

無農薬にするには、365日、毎日、虫がついていないかの点検や土壌のメンテナンスをする必要があり、一般の農家ではなかなかできるものではありません。

などなど、りんごをお客さんに届けるにあたって、どんな思いでどんなことをしているのかを伝えることで、価値を感じることができるのです。

コンテンツの価値を高める伝え方②

インプットさせるだけでは、自分のものにできません。行動させることで初めてインプットが価値あるものに変わります。

なので、必ず行動を促すようにしましょう。

行動がしやすいようにやることを整理してスモールステップにして伝えましょう。

そして、最初に始めることを終わりに伝えて取り掛かれるようにしてあげましょう。

最初と最後のジングル

オープニングのジングルを用意しましょう。

ジングルの音は、自分のテーマに合うものを選ぶのが大事です。

またオープニングのジングルは、一つのコンテンツの章で毎回使うようにしましょう。

秒数が長いとコンテンツをすぐに聴けず、ストレスになるので、3秒から5秒の短いものを選んでください。

ジングルは、教材が変われば必ず違うものを使うことを忘れないでください。

ジングルは、教材ともに記憶されるのでYouTubeと違って人が使っていないものにしないと、印象が引き継がれるのでよくありません。

例えば、昔の邦楽や洋楽を聴くと、当時のことを思い出したりすることはありませんか?

あるいは、YouTuberが固定で使っている音を聴いたら、その人のことだったり、その音が使われている場面を思い出すことはありませんか?

音は、音だけを記憶しているのではなくて、その音が聴こえる時の状況や状態もセットで記憶しているので、だから、自分だけの音を使うことが大事なのです。

エンディングは、エンディングの内容に応じた音で終わりを告げるものを選びましょう。

秒数は、オープニングより長いものにしましょう。

ジングルのサイト

BGM

BGMを使う場合は、話す言葉がしっかり聴こえるように音声調節をしっかりしてください。

音声調節のコツは、登録者数の多いYouTuberを参考にBGMの音と話し声のバランスを確認して合わせてください。

視聴する人は、いろんな人のを聴いています。なので、聴いている人が多い音量で調整するのが最適だと言えます。

有名YouTuber自身、快適な音量具合をテストしてずっと使っているものだと思うので参考にできます。

ジングルと同じように、話す内容と合わないBGMは使わないでください。

悲しい話をするのにロックやパンクだと、頭がこんがります。違和感がなく合う音を選ぶことが大事です。

適したものを選ぶのに困る人は、BGMを使わないか、テレビを参考にしてください。

テレビは、BGMを最も有効に使われています。

効果音

効果音まで凝り出すと作成に時間がかかるので、なくて大丈夫です。

まとめ

繰り返し聴いてもらえて稼げる『音声コンテンツ』の作成のコツを解説しました。

音声コンテンツと動画のコンテンツの違いが明確になり、音声コンテンツを作る意味をよく理解してもらえたと思います。

音声には、音声でしか伝えられない価値もあるので、うまく有効活用し顧客満足度を高めてください。