動画で発信することを選ぶYouTuberさんの多くは、
書くことに苦手意識を持っている人が多いです。

なので、SNSやメルマガ・LINEを始めると、
うまく書けないと悩む人が多いです。

それは、仕方ないんですよね。

文章は、小学生の時にざっくり習うだけで、その後、勉強する
機会がないからです。

なので、文章を書くのが難しいと感じてしまうのは、
当たり前なんですよ。

だって書き方の知識がないし、正しい実践をしてこなかった訳ですから。

書き方の知識を入れれば、文章は誰でもそれなりのものを
書けるようになります。

あなたがYouTube動画で意識することなく話しているように、

文章もコツさえ掴めば
空気を吸うように自然に流れるように書けるようになります。

と言うことで、文章を書くのに必要なルールと知識を
伝えます。

分かりやすく読みやすく書く9つのポイント

一文を短く

一文が長いと、読み手は、内容を理解するのに
頭を使うため、読み疲れします。

また書く方も文が長くなるほど、文脈の繋がりを意識しないと
いけないので、書くのが難しくなります。

一文が長くなることは、どちらにとってもマイナスにしかないので、
短く文を切るようにしましょう。

責任逃れはしない

発信するなら、断定しましょう。
文末が思うばかりでは、説得力を持たないし、
責任逃れしようとしているように感じてしまいます。

論理立てる

話の筋道がおかしいと混乱してしまいます。
一貫性のある展開をしましょう。

漢字、カタカタ、ひらがなをバランスよく

一文の中に漢字ばかりあると、読みづらくなります。
そういう場合は、漢字をひらがなやカタカナにして読みやすいように
整えましょう。

箇条書きを使う

ポイントなどをまとめれそうな時は、
箇条書きを使いましょう。

情報が整理されて頭に入りやすくもなります。

同じ言葉はできる限り削る

同じ言葉が続くと、しつこく幼稚に見えるので、
できる限り削るようにしましょう。

セリフや考えは、「」でくくる

誰かが言ったことや心の中で考えたことは、「」でくくると
理解しやすくなります。また、イキイキとしたリアルな感じが
リズムとして生まれます。

漢字本来の意味から離れた言葉は仮名を使う

(例)間違い

家で母親とは良く話す。

この文の良くは、度々を意味するもので、
良い悪いを言っているのでないので、

漢字本来の意味と違います。その場合は、ひらがなを使います。

(例)正解

家で母親とはよく話す。

よくある間違い

・◯◯と言うものはない
・◯◯と言いたい所だが
・無駄になってしまった事
・確かめてみる物だ

表にする

表に整理できるものはしましょう。

正しい日本語表現を使う

「する(自動詞)」と「させる他動詞」

「が(は)」の後は、「する」
「を」の後は、「させる」

がきます。

(例)

・顔と名前が一致する
・顔と名前を一致させる

「なる(自動詞)」と「する(他動詞)」

「が(は)」の後は、「なる」
「を」の後は、「する」

がきます。

(例)

・心が豊かになる
・心を豊かにする

列挙は、品詞を揃える

◯◯は、A,B,Cと列挙する場合、
名詞か形容詞、形容動詞で揃えるようにしましょう。

(例)間違い

彼の長所は、仕事が速い、明るい、親切なことだ。

列挙してるのに、読みづらくわかりづらいです。

(例)正解

彼の長所は、仕事が速いこと、明るいこと、親切なことだ。

まとまりが出て列挙しているのがわかりやすく
読みやすくなります。

修飾語は直前に置く

修飾語は直前に置かないと、意味が変わることがあるので、
読み手を混乱させないように、直前に置きましょう。

(例)間違い

ねくすとは、5オーバーでかろうじて優勝の翌週に予選落ちという
不名誉を免れた。

これだと、かろうじて優勝したのかと誤解してしまいます。

(例)正解

先週、優勝したねくすとは、5オーバーで予選落ちという不名誉を
かろうじて免れた。

指示代名詞は直前に置く

指示代名詞とは、これ、あれ、それ、などです。

指示代名詞を使う場合は、直前の言葉を指すときのみ
使いましょう。

それ以外は、読み手に頭を使わせ混乱させることになってしまいます。

読点(、)

読点は、1つの文の中で意味の切れ目を視覚的に示すものです。

適切なところで打てば、読みやすくなるし、意味の理解に
間違いがなくなります。

句点(。)

句点は、文末のみに打ちます。

(例)間違い

子供に尊敬される親になりたい。と思った。

(例)正しい

子供に尊敬される親になりたいと思った。

「」の中の句点は省略する

「」の中の句点は書かないようにしましょう。

(例)間違い

「僕は楽しかった。」

(例)正解

「僕は楽しかった」

例外で、セリフだけで1つの文が成り立つ場合は、
句点を打ちましょう。打つ理由は、文の終わりであるからです。

「僕は嬉しかった」。なぜなら、妻をほんとうに愛してたからです。

『』は、セリフの中のセリフと書名に使う

『』は、セリフの中のセリフと書名に使いましょう。

それ以外としては、強調をさせるのにも使えます。

「僕は、『走れメロス』のように、友を信じることにした」

「『僕は思った』この人は、嘘をついてると」

横書きは算用数字

横書きは、漢数字ではなく、算用数字で書きます。

(例)間違い

「僕一位を取った。」

(例)正解

「僕1位を取った。」

*例外

人一倍努力したなどの表現は、熟語になるので漢数字で書きます。

「こと」で受ける

長所、特徴、役割、理想、理由などの人や物の性質を言う場合は、
ことで受けます。

(例)間違い

妻の長所は、気配りできる。

(例)正解

妻の長所は、気配りできることです。

「例え」と「たとえ」

たとえは、たといから来た言葉で

「万一」の意味のときで、「たとえ……でも」と使います。

例えは、たとえることの意です。また、たとえられた語句や事柄です。

「を」と「が」

「を」は、能動態として使います。

「が」は、受動態として使います。

この法案を、今週、ようやく可決しました。
この法案が、今週、ようやく可決されました。

「に」と「で」

「に」は、存在(ある/いる)、時間で使い、

「で」は、行為、場所に使います。

・コンビニには、切手も置いてある。
・コンビニでは、切手も売っている。

・英語を使って世界で活躍できる人を育成したい
・彼は、新規に開設された支店に転勤しました

「に」と「を」

「に」は、

・静止物の方向性
・最初から定まった方向性

で使います。

(例)

窓は南に向いている
子供に向いた読み物

「を」は、

・方向転換
・意思的動作

で使います。

声のする方を向く
彼はそっぽを向いてしまった

「を」と「で」

「を」は、動作の対象物で使います。

「で」は、手段や方法で使います。

・自分で稼いだお金を留学する資金にする
・自分で稼いだお金で留学する

まとめ

文章の基本を解説しました。

これで約束事が頭に入ったと思うので、
使い方も迷うことなく書けるはずです。

あとは実践しながら、早く書けるようになっていきましょう。