あえて名前は出しませんが、企画が別に面白いものでないのに、、ファンが多いYouTuberさんって結構いませんか?
その理由は、話し方にあります。
話し方がうまければ、企画が他のYouTuberさんと似たり寄ったりでも、視聴者さんに喜んでもらえ評価もされます。
YouTubeで稼ぎ続けるには、企画を売りにしないことです。
企画ではなく自分のファンになってくれるように、話し方を差別化していきましょう。
話し方を工夫すれば、差別化でき、面白いと視聴をしてもらうことができるようになりますよ。
なぜ、おもしろく話ができないといけないのか?
なぜ、企画を売りにしてはいけないのか?
なぜ話し方が重要であるのかと言うと、一度、企画を当ててYouTubeが再生されても、トークがおもしろくなければ個性を感じてもらえず、その後にファンになってもらえないからです。
テレビのタレントさんを見てもらったら、一目瞭然です。
何かで売れて知名度を上げても、フリートークができなければ、継続してテレビに出ることはできません。
一発芸人さんがまさにその通りにです。
彼ら彼女らは、結局、ネタという企画が当たっただけで、話すのはおもしろくなかったから出番がなくなったわけです。
YouTube、TikTok、Instagramなどでヒットさせたのにパッとしていない人たちがいるのは、そういうことです。
人は何に面白いと感じるのか?
人が面白いと感じるポイントですが、共通してある普遍性があります。
それは、異常なことが普通に行われている時に感じるものです。自分が普通だと思っていることと反対の言動を見るとその物の見方に面白いと感じるようになっています。
バランスであらわすと、普通:異常=9:1です。普通の中にちょっと異常さがあるから、ギャップが生まれて面白くなります。
面白いの4つの勘違い
面白いについて勘違いされていることが4つあるので解説します。
1.自分の話をマシンガントークできないといけない
芸人さんの影響で面白い人は、おしゃべりでないといけないと思われている人が多いですが、そんなことはありません。
人は自分が関心のあることに興味がありその話を聞きたいと思っています。
既にファンになってもらっている人の場合は、人自体に興味を持たれますが、ファンにまだなっていない人に関しては、自分の視聴者さん、あるいはターゲットにしている視聴者さんが興味を持っている話をしないと面白いと思ってもらえません。
なので、自分の話ばかりをしても面白いと思ってもらえないので注意しましょう。順番があるということです。
タレントさんのように認知され自分のファンができてから自分の話をしていきましょう。
2.変なことをしないといけない
普通じゃないところに面白さがあると話をしたので、変わっている言動を取らないと面白さは作れないと思われた人もいるかもしれません。
また面白い人は変わっている人が多いとも思われている方が多いかもしれないですが、決してそうではありません。
なぜなら、私たち一人一人はみな違うからです。
違うから、大多数の普通と、重ならないところがあるのです。
その部分に気づければ、普通に話しているだけで、面白いと思ってもらうことができます。
あなたが自分のことを普通の人だと思っていても、他人から見たら普通じゃないところがあるものなのです。
3.話上手じゃないといけない
話上手であれば面白いかというとそうでもありません。なぜなら、話下手でも面白い人はいっぱいいるからです。
話上手であることに越したことはないですが、話の展開や話し方がスマートでなくても面白いと思ってもらうことは可能です。
一番大事なのは、共感されることです。そんな話あるあると共感できることで心を掴み、ありそうな話や全くない話でボケることで面白さが拡張されていきます。
また話し方なり癖があると人によってはまた面白いと感じてもらえるものなのでそういった癖も表現していけるようになるとあなただけの面白さを作っていくことができます。
4.テンションが高くないといけない
テンションの高さと笑いは関係ありません。陰キャでも笑いはとれます。
笑いは、普通の中にある異常で生まれるものなのでハイテンションでいることが笑いを取れることではありません。
動画が面白くなる10つの話し方
動画を面白くさせる10つの話し方を解説します。
1.自分の感情を話す
人は、外見や話し方、声色などから先入観でこういう人だろうとイメージを持たれています。
そこで、自分の感情を話していると、どこかで意外性を感じてもらえることがあり面白がってもらえます。
どんな行動をしたのか合わせて感情を話すと、その人の色が出やすくなります。
2.表情を出す
人は人の顔に興味が湧きます。
なので顔をよく見ます。顔の表情が豊かであれば引き込まれやすくなります。
顔の表情をあまり出したくない人は、動きがある演出の時だけは、表情を変えたりして表現できるようにしましょう。
悲しい話をしているのに悲しい顔をしていなければ、共感を誘うことはできません。
3.体の動き
ずっと動きがない場合、視線がそのままになるので飽きてしまいます。
体を動かして動きを見せましょう。
4.方言を使う
住んでいるあるいは住んでいた地域の方言を話せるのであれば、方言を使ってみるのもありです。
使う方言を知らない、聞き慣れていない人にとっては異質な感じがあるのでギャップを感じてもらいやすくなります。
5.リズムをつけて話す
話始めはテンポを下げて、トーンは低めにして話が盛り上がってきたところで早口にし、声のボリュームを上げていった方が高低差をつけやすくなります。
高低差をつけれるほど、緊張感を上げることができ笑いが大きくなります。
6.間を意識して話す
話を理解されていないうちにあるいは人の頭の中で情景描写ができていないうちにどんどん早くで話すと、ボケてもウケるまでに時間差が生まれてしまいます。
ボケは時間差があると笑うことを遠慮したりしてしまうので、時間差なくすぐに笑えるものの方が爆発力が上がります。
なので、話す時は、間を意識して話すことが大事です。
注意深く話を聞かせたい時や注目させたい場面ではゆっくり話したり、キーワードを頭にすり込ませたい時は、名詞で息継ぎを区切ったりすると強弱をつけることができます。
ツッコミの場合も同様で、わかりやすいボケにはすぐにツッコミ、わかりにくいボケには、間を少し空けてツッコミましょう。
7.擬音
「車がブーンと発車したと思ったら、急にキキッーって止まったんです。何事かと思って見たら、、、。」擬音をこのようにエピソードトークなどに使うと、光景が浮かびやすくなり臨場感が増します。
芸人さんや擬音語の辞書などを参考にして引き出しとしてストックしていきましょう。
8.比喩
比喩とは、物事の説明や描写に、ある共通点に着目した他の物事を借りて表現することです。もっと簡単に言うとたとえることです。
芸人さんは、たとえ上手ですよね。特徴を掴んで、他のことやものにたとえることで、笑いに変えることができます。
笑いは、嘲笑する部分があります。
直接的に嘲笑すると、相手を傷つけたり悪口になりますが、たとえることで笑いにすることができます。
9.擬態法
擬態法とは、表現する事象について様子を文字として書き表した擬態語、自然界の音や物音を表す擬音語と音を表すもののうち人間や動物の声を表す擬声語を用いた修辞法のことをいいます。
「姉はにこにこと笑っていた」という文での「にこにこ」が擬態語、「雨がポツポツと降っている」という文での「ポツポツ」が擬音語、「犬がワンワンと鳴く」の「ワンワン」が擬声語にあたります。
擬態法を使うことで、情景描写が豊かになります。
10.登場人物を使い分ける
登場人物を全部自分の声色で話すのではなく、登場人物になりきって話し方を変えることで、リアリティーが増します。
キャラクターと声色を違和感ないように一致させれるように練習しましょう。
動画が面白くなる話しをするために必要な12つのこと
動画を面白くするために必要なことが12つあります。
それぞれ解説します。
1.ジャッジするのはどんな人か?
どう話せばいいのかだけを磨いても面白い話はできません。
なぜなら、話がおもしろいかどうかをジャッジするのは、あなたではなく相手だからです。
ということは、相手の性格や好みな関心があること、面白いと考えていることを知らなくてはなりません。
あなたの動画を見てくれる視聴者さんはどんな人たちですか?
それをリサーチしましょう。
2.経験を増やす
経験をすれば、具体的なことを話せます。具体的なことは相手の頭にイメージとして浮かびやすくなるので面白くなります。
いろんな経験をすることは面白さを生むのに繋がるので経験をたくさんしましょう。
3.相手が知りたいネタを知る
相手が興味関心のあることでボケる方が面白がられます。なので、相手の知りたいことを知りそれをネタにしましょう。
4.専門性を高める
興味深い情報は、面白い情報になるので専門性を高めることをしましょう。
5.テーマを絞る
相手に話を振る場合は、抽象的だと答えづらいし、内容も面白くなくなるのでテーマを絞って質問するようにしましょう。
また、自分自身が話す時もテーマを絞った方が、話が具体的になり、尖るので興味を引かれやすい話にすることができます。
6.情報を取りに行く
おもしろいネタになる情報は、自分の頭に浮かぶ疑問や違和感からです。
自分の身の回りで見聞きしたことには、感じることがあるものなので、その感覚を研ぎ澄ますことと身近にある日常から情報を自分から取りに行くようにしましょう。
テレビやネットよりもリアルな場で見聞きしたものが共感を得られやすいです。リアルだからです。
7.知らないふり
知っていることでも知らないふりをして、相手に関心を示すことは重要です。
8.恥ずかしがらない
恥ずかしがって中途半端に言動すると、おもしろくなくなるので注意しましょう。
格好悪がらないのも同様に大事です。
9.声量や語尾
声量が小さかったりして相手の耳に届きにくければ、せっかくの面白い話も伝わらないことになります。
声量や語尾に注意しましょう。
10.期待させない
面白い話をするのにあたって、今から面白い話をします的なことは言わないようにしましょう。
笑いは緩急の差で生まれます。面白い話をすると言ってしまえば、笑いを期待することになり、意表を突けなくなくさせます。
例、「おもしろい話があるんだけど、、」
11.面白いキャラクターを作る
人はその人の外見や内面から勝手にイメージをします。そのイメージを利用して話術を磨くともっと個性的になれおもしろくすることができます。
話術を磨くだけでなく、面白いキャラクター作りも合わせてしていきましょう。
面白いキャラクター作りのコツは、好きな理由にマイナスの要素をいれたり、格好悪い理由を考えると、面白いキャラクターができあがります。
イメージそのままであると、想像できる範囲になるので驚きや意外性がないです。
意外性に人は魅力を感じるものなので、反対の要素を入れて普通じゃなくさせるのがポイントです。
キャラ作りができたら、そのキャラクターで演じきりましょう。キャラクターが根付くのはすぐにはできません。
また、自分のキャラクターに合わせたリアクション芸やエピソードトークなので用意しておくといいですね。
テレビの芸人さんなどでハゲを売りにしている人は、ハゲネタをたくさんもっていますよね?
ネタがあれば自分でボケることもできるしキャラクターが認知されれば相手にいじってもらいやすくなります。
12.芸人さんのネタのテンプレートに落とす
芸人さんのネタをそのままパクったらモノマネしているだけであなたのオリジナリティーは生まれません。
オリジナリティーを生みつつ、高度な笑いを芸人でないわたしたちがすぐできるようになるには、芸人さんのネタの構成をパクることです。
動画でもっと面白く話すための話術
動画でもっと面白く話すための話術を紹介します。
つかみ
つかみとは、 最初に相手とコミュニケーションを取りながら、笑えるリラックスした雰囲気や期待をさせることです。
いきなり、本題に入るよりも、つかみでギャグを言ったり、軽くボケた方が後に笑いやすくなります。
比較
普通ならこうなのに◯◯だったと普通と異常とを比較することで、ギャップ差を生み出し話を面白くすることができます。
「異常」→「異常さにおける普通(普通ならこうなのに○○だった)」→「普通さにおける異常」の3段階で面白くしてください。
わかりやすく話す
難しくわかりにくい話ほど集中力が必要ですが、人は、他人の話をいつでも真剣に聞いているわけではありません。
なので、ぼんやり聞いていても理解できるような話し方をしないといけません。
・相手が知らない言葉は使わない
・テーマや話している内容をバラバラにしてあちこちに飛ばさない
・表情を見なくても声色、声のトーン、話す描写で共感できるようにする
などを意識して話すとすっと共感したり理解してもらえるようになります。
感情を表情で強弱をつけれるようになる
動画は、音声だけでなく絵も見れるので、絵でも伝えたいことを見せるようになった方がいいです。
特に人は、人の顔に注目するので、感情を表情に表せるようになると伝わりやすくなります。
フリとオチ
フリとオチとは、フリで作った流れをオチで裏切ることです。この流れで話すと面白さを演出できます。
押すなよ!押すなよ!と言うことで、危険である状態を伝え、押されると、なんでやねんとなりますよね。
ことがフリとオチです。押すなよがフリで、押されるがオチです。
自虐
自分で自分を見下したり、蔑むことで笑いにできます。
人より負けているところを探してストックを持っていつでも話せるようにしておきましょう。
貧乏、モテない、不器用は笑いのネタになりやすいです。
盛る
盛ることは悪いことではありません。盛ることで誰かを傷つけたりするのであれば話は違いますが、笑いをより笑えるようにするためなので悪いことは一つもありません。
意外性
この人はこんなことは言わないだろうという意外性は笑いを大きくさせます。
体言止め
文章を区切らず、ダラダラと喋り続けると内容が頭に入ってきにくくなります。なので短い文章を入れてリズムをよくしましょう。
そのなかで体言止めを使うと良いです。
トーク後のコメント
トーク後のコメントをテロップなどで、補足したり、心の内を言葉にして伝えたりすることで、見せている絵(画)を理解や共感がしやすくなります。
広げる
面白い話にしていくには、話を広げられるかがポイントになります。
広げ方のコツは、キーワードやテーマでつないで話すことです。
例えば、電車をテーマに話しているのであれば、電車でネタがなければ、乗り物として広げて話すなどです。
話のつながりを壊さずに広げていけると、盛り上げることができます。
ボケの11つの型
よく使われる11つの型を紹介します。
1.あるある
現実によくある話を面白く伝えて共感を呼びます。
2.言葉遊び
韻を踏んだり、よく知られているセリフをアレンジして言い直したりして笑いに変えます。
3.透かし
期待させて裏切ることを透かしボケと言います。
4.かぶせ(天丼)
一回受けたボケをまた重ねて言うボケです。
最初のボケが受けていないのにまたやっても滑ることが多いので使い方に注意しましょう。
あとやりすぎも厳禁です。
5.下ネタ
人や場所によってウケるウケないがあるので下ネタを話す際は注意しましょう。
なるべく関係性ができている相手の方が望ましいですね。キャラクターもあるのでブランディングなど損なわれないようにしましょう。
6.オーバー
オーバーに言動してボケます。
7.自虐
自分で自分のことを蔑むことです。
8.天然
予想天外な言動をして笑いを誘います。
9.キレ症
ちょっとしたことで切れたり、怒ったりするキャラクターを演じます。
10.悪
性格悪を演じたり、不良のような態度をとったりして笑いを誘います。
11.ギャル
明るくバカに演じて楽しませます。
面白いボケにする順番
ボケは大きく分けると3種類あって話す順番があります。
1.あるある
2.ありそう
3.絶対ない
3つのボケを使い分けることで面白さを生むことができます。
それぞれ解説します。
1.あるある
あるあるは、話の内容に対して「そういうことあるよな」と思うボケです。
共感できることです。共感を得ると、話に引き込まれやすくなります。
2.ありそう
ありそうは、話の内容に対して「あるかもしれないな」と思うボケです。
笑いを生むには、まず、あるあるから入っていくのがいいと言われています。
いきなりありそうな話をしても、共感していないので疑いから入ってネタであってほんとうじゃないと思ってしまいます。
そうなると、ネタの内容にもよりますが、ウケなくなってしまいます。
3.絶対ない
絶対ないは、「そんなわけないだろう」という最大のオチを示すボケです。
ここは、完全な嘘で構いません。お客さん自身にツッコミを入れてもらうところになります。
ツッコミの6つの型
ツッコミは、大きく分けると6つの型に分けられる。
それぞれ解説します。
1.否定
なんでやねんのシンプルな否定語はできる使わないようにして、違う言葉で否定してツッコミでも笑わせるようにしましょう。
2.ノリツッコミ
相手のボケに乗ってから、ツッコミを入れることです。肯定した後に否定します。
3.たとえツッコミ
相手のボケを何かに例えてツッコみます。
4.透かしツッコミ
はぐらかしてツッコむことをいいます。
5.スルーツッコミ
ボケたのを拾わずスルーして流すことを言います。
6.御意見番
大御所が意見するように、手厳しく一刀両断することをいいます。
まとめ
動画を面白くする『話術』を紹介しました。
動画の構成や自分のキャラクター作りなどに活用してください。