人がインターネットでコンテンツに出会う時の入口は、

画像などのアイコン経由であることが多いです。

Yahoo!ニュース、LINE NEWS、
YouTube検索での動画一覧や関連動画も画像ですよね?

広告なども画像です。

画像に気にならせてボタンを押してもらって
はじめてコンテンツを見てもらえます。

つまり、コンテンツの中身の前に、
見るものを選ばれているのです。

しかも、感覚的にです。

動画をしっかり作り込んでも、選んでもらえなければ、
存在していないのと同じで、知られることがありません。

動画を視聴してもらうためには、入口となる
サムネイルで選んでもらえるようにならないといけないし、

商品を販売したいなら、LP(セールスレター)のヘッドコピーで
惹きつけないといけません。

本記事は、YouTuberのためのサムネイルやLP(セールスレター)で
思わず視線を奪われるデザインの作り方と写真の撮り方を教えます。

このテクニックを知れば、サムネイルなどの画像を
スルーされることがなくなります。

思わず視線を奪われるサムネイルやLP(セールスレター)のデザインを作るには?

誰なのか?

誰に訴えかけたいのか、明らかにしましょう。

例えば、

ダイエットをしたいと思っている人が、

肥満体型の画像の広告を見たら、

・不健康だから痩せなきゃ
・やっぱり肥満は醜いよね
・痩せて、彼氏、彼女を作りたい
・太っていたらモテないよな

などと、反応します。

でも、ダイエットに興味のない人が見たら、

一目みて何も思わず、スルーします。

インパクトのある画像やキャッチコピーがあっても
自分に関係ないことは、

全く関心を示さないのが人です。

だから、誰に届けるのかを最初に決めないといけないのです。

ターゲットとなる人を決めて、その人は何が欲しくて、
何に不満を感じているのかリサーチするのです。

それをして初めてターゲットが反応するサムネイルやLP(セールスレター)の
デザインを作れます。

騙すな!

反応させるだけだったら、刺激的な画像を作ればいいです。

男性であれば、セクシーな女性
女性であれば、猫や犬の動物か赤ちゃんなどの

画像を見せれば、気にならせることができます。

でも、サムネイルやLP(セールスレター)で見せた画像と
中身が関係なかったらどう思うでしょうか?

画像が気になって見たのに、関係のないことであれば、
それがわかった瞬間に閉じられてしまいます。

なので、タイトルも同じですが、気にならせる画像や言葉を
用いて、人を騙すような釣り広告は、信用をなくすことで
許されないことです。

反応した人にマッチする有益な情報を与えて、
喜んでもらったり、為になることが、

結果的に自分の為になります。

自分の好みにしない

サムネイルやLP(セールスレター)は誰のためのものでしょうか?

見るのは、必要する人なので、あなたとは違う相手です。

なのに、サムネイルやLP(セールスレター)をあなたの感覚で
デザインして、

相手が気になるものになりますか?

自分の欲求を満たしたいために、自分が気に入る好きなデザインに
こだわることをやめましょう。

ゴールは何?

サムネイルやLP(セールスレター)をデザインして見てもらって、
相手に何をしてもらいたいのですか?

ゴールを明らかにして、それに繋がるデザインにすることが
大事です。

共感できるか?

相手に行動をさせたいのなら、共感させることです。

目立つ=売れる ではありません。

共感=売れる です。

悪いデザインとは何なのか?

6つあるので解説します。

見えない

デザインの中に絵がある場合、

それが何であるのかちゃんと見えていないと、
伝わらないです。

サムネイルやLP(セールスレター)は、自分にとって
必要であるものかを一瞬で判断されます。

じっくり注意深く見てくれる人はいないので、
パッと見てわからないものは、

ないのと同じです。

読めない

サムネイルやLP(セールスレター)は、画像とともに
文字を見せて、

必要性を認識させます。

にも関わらず、文字が読めなければ、
どうなるでしょうか?

相手は、なにをしてくれるのか理解できないので、
興味を示してくれないでしょう。

つまり、画像だけで伝えることは非常に難しいのです。

だから、サムネイルやLP(セールスレター)には、
必ず文字がセットになっています。

絵を優先させて見せたいために、文字が小さくなったり、
読めなくなるのは、本末転倒なので注意してください。

冴えない/映えない

冴えないとは、ぱっとせず、面白みに欠けることを言います。

映えないとは、目立たない、際立っていないことを言います。

特別感や本物を見せたいのにデザインが冴えなかったり、
映えなければ、

商品やサービスの中身まで、良くないものと思われます。

胡散臭い(信頼性がない)

通販やノウハウ系を販売するLP(セールスレター)を見て
何か胡散臭いなと思ったことはないですか?

デザインにも信頼性は見せることができます。

誇大しようとすると、演出もオーバーになり胡散臭くなります。

存在感がない

ベタなデザインは、人の記憶に残りません。

何か違いがないと、一色単に思われてしまいます。

そうなると、存在していないものと同じ扱いをされます。

不快にさせる

汚い、暴力、性的なものなどは、人を不快にさせることが
あります。

気分を悪くさせたら、売れるものも売れなくなるので、
相手の気持ちを考えましょう。

思わず視線を奪われるサムネイルやLP(セールスレター)のデザインを作る知識とテクニック

詰め込まない

情報量を詰め込み過ぎると、

伝えたいことが見えづらくなるのと、
物理的にも、対象が小さくなるので、

パッと見でわからないものになってしまいます。

そうなると、一瞬で伝えることができないので、
デザインとして良くならないものになります。

情報量をうまくデザインにのせるには、

情報の属性をまとめて被りを省くことです。

優先順位

情報には見せたい優先順位をつけて、強弱をつけましょう。

強弱の付け方は、場所と大小です。

場所は、目が行きやすいところに配置するのが優先順位の高いものです。

サイズを大きくすれば、そこに目が行くので
優先順位の高いものを大きくしましょう。

大きいところから小さいところへ視線が流れることを理解しましょう。

また、横文字の画面であれば、Zの文字ような視線で動きます。
縦文字の画面の場合は、Nの文字を右から左へと動く視線になります。

雰囲気

雰囲気はカラーやフォントで変えることができます。

カジュアルに見せたい時は、アニメや漫画、イラストにしたり、
フォントは丸ゴシックにして、

色は明るめにしましょう。

フォーマルに見せたい時は、余白を多く取り、
色は、白や黒や銀、金などにするといいです。

シンプルにすることが素材を際立たせることになります。

一貫性

デザインも一貫性を保つとより強いメッセージを訴えることが
できます。

画像、文字、配色、など伝えたいことに合わせるようにしましょう。

想像させる

良いデザインは、見る人の想像性に働きかけます。

デザインや文字の情報量を増やし説明にしてしまうと、
感情に働かなくなります。

言葉と絵で、最小の情報にしながら、
相手に想像させる余地や考える余地を作れるものを
目指しましょう。

適材適所

サムネイルやLP(セールスレター)のデザインで使う写真は、
相手がどういう状態で見るのか、また自分はどうさせたいのかを
必ず考えてから、適材適所でデザインを作りましょう。

例えば、線画がシンプルであっても一瞬で伝えるということを
考えれば、情報量を減らした方が伝わる場合もあります。

シズル感

シズル感は、手書きのイラストや水彩画にした方が
雰囲気がでます。

デザインで視線誘導

デザインで視線誘導するポイントは、

余白を取ることです。

余白を作って、メインとなるものを設置すると、
余白からメインの方へ視線が流れます。

情報があるところにいきなり眼がいくのではなくて、
余白から情報へと視線移動することを覚えておきましょう。

明暗も同じです。

暗いところに明るいものがあると、

暗いところから、明るいところへと視線が移動します。

最後に、人が向いている視線に人は、興味や注意を払います。

写真の中に人を用意して、視線を写真の中のスペースに向けてやると
そのスペースに視線を誘導させることができます。

行間

大きい字は、特に余白を奪ってしまいます。

余白が少なくなったうえに行間まで詰まっていると
圧迫感を与えます。

なので、その場合は、少し字のサイズを見直して、
行間のスペースを広げることによって

バランスを良くしましょう。

ターゲットをアイキャッチ

サムネイルやLP(セールスレター)の中にターゲットを入れると、
ターゲットに注目されやすくなります。

人は、自分のことにしか関心がなく、利益になるかあるいは、
マイナスにならないかを知りたいので、

自分に似た人がいると気になるのです。

なので、

サムネイルやLP(セールスレター)の中には、ターゲットと
同じ性別や年代や状態の人を登場させましょう。

ターゲットに似たお客さんが集まってくるようになっています。

ベネフィットを訴求

商品やサービスによって得られる未来のシーンやストーリーを
デザインで表現し、先に経験させましょう。

そのシーンやストーリーをターゲットが本当に手に入れたいものであれば、
反応するはずです。

書体は2つまで

書体を色々と変え過ぎると、世界観が統一するのが難しくなります。

2つまでにしましょう。

棒グラフに罫線は入れない

罫線があると、輪郭がはっきりするため罫線に視線が先に入ってします。

棒グラフなどで一番見てもらいたいのは、
結果です。

なので、結果が目立つようにするために、
余計な罫線は入れないようにしましょう。

グラフでの色使い

棒グラフの話と同じ要領で、伝えたいことがわかりやすくなるように
色を使いましょう。

例えば、グラフでの伝えたい項目は、カラーにして明色を使い、
他の項目は、灰色の暗色で濃淡のグラデーションを使えば、

カラーの箇所が目立ちます。

グラフはいろんな色を使うと逆に目が疲れるし、
どれが大事かわからなくなるので、

色味を絞って表現するようにしましょう。

サムネイルやLP(セールスレター)のデザイン元となる素材の撮影の知識とテクニックで思わず視線を奪われるデザインを作る!

写真を加工したい時のポイント

明るさの調整

屋外で写真を撮る時の空間自体の明るさ、屋内だと照明の明るさで
映るものの明るさの加減が変わります。

そのトーンを調整するために加工します。

色味を合わせる

暗いところで撮影すると、映るものが黒ずんで見えることがあります。

飲食店で撮影する時によくありがちなのですが、
その場合は、色味を調整してあげることで本来の見え方にできます。

フィルターで印象を変える

撮影したものをよりイメージに合うようにフィルターを使って
モノクロにしたりビンテージ感を出したりすることも加工ができる技です。

コントラストの補正

絵画やビンテージな物などは、世界観や物語をデザインに込めると
メッセージが強くなるので、

その場合は、特にコントラストを補正してあげるといいです。

コントラストとは、画像の明るい部分と暗い部分の差のことです。

コントラストを強くするほど、
明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなります。

その結果、デザインが締まってみて、映したいものの輪郭が
はっきりします。

トリミングで印象操作

人をトリミングする場合、

どこまでを見せるかで印象が変わります。

人の顔のトリミングの大きさ感をフェース率と言いますが、
手が入るところまで映すと、

自信があるように見せれたりできます。

例えば、手を組んだりしている格好を取れば、
信頼感を演出できます。

顔をアップにトリミングする場合は、
顔と表情から生まれる印象だけが伝わります。

証明写真より少し引いたところまでなら、
ファッションも見えて、全体の雰囲気を見せることができます。

モノクロにした場合は、クールな印象になります。

親しみやすさを魅せるには?

親しみやすく、印象を優しくしたい場合は、
明るくして、コントラストを下げる演出できます。

写真撮影の構図の種類

三分割構図

三分割構図とは、三分割された線が交差するところを、
視線のポイントに設定する方法です。

三分割で撮ると、自然な感じで柔らかく見えます。

日の丸構図

日の丸構図とは、日の丸ように中央にメインとなる写真を
配置して撮影する構図のことを言います。

日の丸構図で撮ると、視点が集めやすいため、
何か意味があるのかと思ってもらいやすく、

想像力を掻き立てることができます。

写真の撮り方で変えるメッセージ

見る人の視点

アングル(見る角度)で物語を作れるサムネイルやLP(セールスレター)の
デザインを作ることができます。

例えば、真上からのアングルは、周辺に映るものを
限りなく省くため、シンプルに対象物の1点だけに、

焦点を当てることができます。

そのため素材のメッセージ性は強くなります。

真上からのアングルはインスタでよく撮られる撮影方法で、
周りのライトの影響を受けにくく
縁を暗く落とすなどの加工がしやすいので、情景も表現しやすいです。


斜め上に見上げているアングル(下から上に向かって)は、
迫力と臨場感を感じさせることができます。

斜め上から下へ見下ろしたアングルは、人の視線のようになるので、
人の感情をデザインの中に表現したい時に使えます。

ライトと背景

対象物をいつもと違うライトと背景で撮ると、

世界観や非日常感を演出できます。

例えば、夜桜や城のライトアップなんかがそうですね。

暗い背景で対象物だけに光を当てて撮ると、
いつもとは違う景色に見えて新鮮で大人な雰囲気になります。

まとめ

配信者が増えたり、情報が多くなるほど、
ファーストインプレッションですぐに判断されるようになります。

言葉だけでなくデザインも伝えたいことに合わせて

より伝わりやすくしないといけない時代に来ています。

デザインの勉強も必要最低限して視聴者さんにメッセージを
届けれるようにしましょう。