さぁYouTuberになって稼ごうと、鼻息荒く
いきなり動画を上げていっても、

視聴はなかなかしてもらえません。

既に他のYouTuberさんが検索を牛じていたり、
人気YouTuberとして確固たる地位を築いていれば、

新人のあなたは動画は見劣りする部分も多いでしょうから、
視聴者さんはなかなかついてきません。

また、ライバルYouTuberさんがいないからいいと思っても、
そもそも需要がなければ、見られるものでないので、

思い込みや勝手な期待で始めるべきではないのです。

参入して稼ぎたいなら、市場調査をしないといけません。

本記事では、YouTuberとして稼ぐにあたっての需要があるかどうかの
市場調査のやり方を解説していきます。

このやり方に沿ってやってもらえれば、魚釣りで言うところの、
魚がいない場所で釣る馬鹿なことはしなくて済むし、

プロの釣り人がいるところで釣りの勝負しようとすることもなくなります。

では、解説していきましょう。

市場調査(マーケット・リサーチ)とは?

市場調査(マーケット・リサーチ)とは、

顧客のニーズや自他の商品やサービスの評価、市場動向などを
把握するために行う調査のことを言います。

この市場調査を行って、参入したいジャンルで
自分のポジションを取れるか、あるいは商品やサービスを
販売して稼ぐことができるかを判断します。

市場調査(マーケット・リサーチ)をする意味

なぜ、市場調査(マーケット・リサーチ)をやらないと
いけないかと言うと、

稼げないからです。

YouTubeを趣味でやって稼げなくても全然問題なしと
言うのであれば、自分が思うように好きにやりましょう。

どうせやるなら稼ぎたい!、YouTubeをビジネスにして、
生きていきたい!!と言うのであれば、

企業がやるように戦略立てて、勝てるための行動を取りましょう。

市場調査(マーケット・リサーチ)はそのためにあります。

市場調査(マーケット・リサーチ)をしない状態で
YouTubeに参入するには、

博打です。

需要そのものが低くかったり、なかったりしたら、
再生回数は稼げないし、商品やサービスの販売もできません。

需要があっても、ライバルYouTuberが多ければ、
自分の動画を再生してもらえないし、

検索表示を取れなければ、商品やサービスの販売もできません。

なので、需要と競合を調べて稼げるかどうかを確認するのに、
市場調査は不可欠なのです。

市場調査(マーケット・リサーチ)の流れ

YouTubeにおける市場調査(マーケット・リサーチ)は、

2つ行うといいです。

定量調査

定量調査で分析するデータは、数値です。

調査対象を多数取り、需要の大きさを知るのに使います。

企業が行っている調査方法は、莫大なお金がかかり、
個人ではできないので、
YouTubeの市場調査ではお金をかけずに、調べる方法を教えます。

自分がやりたいこと、稼げるかなと思っていることが、
実際に稼げる需要のボリュームがあるかを調べ、

参入すべきかどうかを判断していきます。

定性調査

定量調査をした後に、定性調査を行います。

定性調査とは、数値化できないデータ、人の言動データを
分析します。

調査対象は、少数で見込み客になります。

直接、インタビューやアンケートを行うことで調査します。

定性調査の目的は、ターゲットとする見込み客は、
何を望んでいて何を解決したいのかを知ったり、

自分の商品やサービスに興味があるか具体的に聞きます。

定性調査は、立てた仮説の答え合わせをしたり、
あるいは、ニーズの掘り起こしをして新たな仮説を立てるのに
使います。

参入前にするだけでなく、参入後も商品やサービスが売れない、
あるいはもっと販売増やしたいとなった時に、また定性調査を行い、
分析しましょう。

YouTubeにおける需要の大きさを調べる方法

需要の大きさを調べる方法は2通りあるので解説します。

Google

YouTubeはGoogle社の子会社です。

なので、Google検索結果はYouTubeも優位とされます。

Googleでの検索ボリュームは、そもそも市場全体のボリュームを
測れるものであるので、YouTubeにおける市場でも似た結果であると言えます。

なので、Google検索のボリュームを調べることで、
YouTubeにも応用が可能です。

Google検索ボリュームは数字で知れるので、
根拠のあるデータです。

検索ボリュームの調べ方は、Google社が提供する
キーワードプランナーというツールで調べることができます。
詳細はこちらを確認してください。
キーワードプランナーの使い方

YouTubeにおけるキーワードプランナーの活用方法は、

自分が参入したいジャンルや商品のキーワードを調べる。

例えば、卓球動画で稼ぐYouTuberを目指すのであれば、

卓球のキーワードをキーワードプランナーで調べます。

検索ボリュームを知れたら、YouTubeの方でも卓球と検索キーワードを入れて、

・表示される動画がどれくらいの再生回数を獲得しているのか?
(トータルと1日の再生回数も知りたいので、1日後再度調べる)
・卓球に関しての動画を投稿している人でライバルYouTuberとなる人はいるのか?
 ライバルは何人か?再生回数はどれくらいか?
・動画を投稿している人たちの登録者数(視聴者さん)は何人いるのか?

を確認して収益を取れそうなのか、考えます。

YouTube

Googleのキーワードプランナーで調べたら、
同じようにYouTubeでのボリュームを調べましょう。

YouTubeでの検索ボリュームを調べるには、
Keyword Toolという有料ツールを使います。
Keyword Tool

月額69ドル、約7000円くらいで利用できます。

常時使うのではなく、参入したい時の調査の月だけ
利用すれば、負担は少なくて済みます。

Keyword Toolにアクセスしたら、検索対象をYouTubeにして、
空白にキーワードを入れて検索ボタンを押しましょう。

そうすると、以下のように検索結果が表示されます。

卓球と関連するキーワードで投稿されたキーワードの組み合わせが、
475つあり、

サーチボリュームが検索のボリューム(1ヶ月の平均)になります。
その横のトレンドは、棒グラフの表示と%で上昇傾向なのか、下降傾向なのか
知ることができます。

無料でYouTubeのボリュームを知れるツールはないので、
無料でやりたい人は、

純粋にYouTube内でキーワードを入れて検索して、

YouTuberの再生回数や登録者数などを見ていきましょう。

フィルタを使えば、リサーチしやすくなります。

直近の動画はどれくらい投稿されているのか?
直近の動画の再生回数はどれくらいあるのか?
投稿しているYouTuberはどれくらいいるのか?

・ライバルYouTuberとなる人の投稿を見て、
自分がしようと考える投稿は、どれくらい再生数を取れそうか?

・その再生回数でビジネスとしてやっていけるのか?

現状と差を予想することで、視聴者さんを獲得できるのか予想します。

YouTubeにおける需要の中身(種類)を調べる方法

需要の大きさを知り、数としては稼げそうであれば、
あとは、どんな内容に需要があるのかを探っていきましょう。

既にやりたいことがある人は、視聴者さんが求めていることで、
ライバルYouTuberに提供できていないものはないか、
リサーチしていきましょう。

Yahoo!知恵袋

解決できないこと、知りたいけどわからないことが
YAHOO!知恵袋で質問されます。

個人的で深刻な悩みや人に言えないようなことも、
ここでは、簡単に質問できるため、

人の問題や望みを知ることができます。

あなたの提供しようとすることが、質問されているのか?

をリサーチすれば需要を知れるし、
どんな人でどう悩んでいるのかも知れるので、
見込み客の選定に活用できます。

Amazonレビュー

Amazonは物だけでなく情報である本や雑誌の取り扱いもあるので、
そこから購入者の感想を拾うことで、

求めていることが知れます。

特に不満点だったり良かった点を知れれば、
自分がやろうすることに活かすことができます。

例えば、卓球の動画投稿で稼ごうと考えているのであれば、
卓球のノウハウ本のレビューを見て、

技術的な解説がわかりにくかったとか、サーブのやり方をもっと
細かく知りたいだとか、レビューされる人がいるので、

そういう意見を集めて、改善していき良いところを
取り入れていけば、その商品以上に良い商品を完成させることが
できます。

リアルタイム検索

リアルタイム検索は、TwitterやFacebookの利用者のコメントを
検索で抽出することができます。

Twitterは実名制でないので、リアルタイムで感情をそのまま呟く人が多いので、
生のリアルな声を聴くことができます。

自分がやろうとすることに関してのキーワードで検索して、
悩みや求めていることの本質を読んでいきましょう。
リアルタイム検索

YouTubeのコメント欄

YouTuberが上げた投稿に対してコメントをしている人の
内容からも、求めていることを知ることができます。

投稿しているコメントの人のアイコンを押せば、
人によっては、さらに多くの情報を得ることができます。

登録チャネルを見れるので、他にどんなことに興味を持っているのか、
他の関連動画は見ているのか、

そこから、属性(年代、性別、興味)も見えてくる場合もあります。

需要がなかった場合

これから、需要が生まれる可能性がないか、Google検索で
調べてみましょう。

キーワードで検索してもしそれらしい記事が一つもなければ、
やめた方が良いです。

あった場合は、需要はいつ上がるのか?
瞬間風速的なものではなく、継続的にあるものなのかを調べて、

取り掛かるのかを決めましょう。

需要があった場合

あとは、自分とライバルを比較して参入して勝機があるのかを
調べることが大事です。

勝ち目があるかどうかは、こちらのチェックシートで
確認してください。

特定のターゲットから情報を収集する方法とヒアリングのポイントを教えます!

ターゲットとして選定した見込み客から直接、情報を収集する場合、
得られることがたくさんあります。

なので、生の声を聞きましょう。

また、その際に何を聞き取るといいのか、そのコツを教えます。

ターゲットから直接情報を収集するには?

ターゲットがいる場所に出かけましょう。

ノウハウ系のYouTuberを目指しているなら、
そのノウハウを習う場所にいけば、見込み客と会えます。

例えば、セミナーや体験会、勉強会などです。

趣味系のYouTuberであれば、

「つなげーと」というサークルや部活を一緒に楽しむ
メンバーを募集できたり、語れる仲間を集うプラットフォームが便利です。
つなげーと

Yahoo!知恵袋で直近で質問されているものなら、アドバイスする体(てい)で、
詳細を逆に聞き直して、情報を収集することもできます。

実際に合わなくても、ネットで生の声を聴ける場は、
意外とあるので、自分の分野で見込み客が集まる場所はないか
調べましょう。

既にYouTubeをやっていたり、ビジネスをしている人は、
ファンやお客さんに、Skypeで話したり、アンケート用紙をメールで送ったりして
聞き出せるのですぐにやりましょう。

基本的に質問を受けたり、アンケートに答えるのは手間なので、
その手間にになることを引き受けてもらうには、

相手のメリットを考えて上げることが大事です。

Amazonギフト1000円分をプレゼントする、商品サービスのサンプルを上げる、
サンプルのサービスを行うなどすれば、引き受けてくれる人は増えます。

ターゲットにヒアリングする内容

5つあるので解説します。

1.販促調査

どんなキャンペーンやイベントだと参加、あるいは利用したいですか?

過去におけるものでよかったものがあれば、その理由などを
聞くのも良いです。

どんなプロモーションをすれば、販売量が増えるかを
顧客に聞くことをしましょう。

サンプルを用意して選んでもらい、その理由を聞けば、
誰でも答えやすいです。

2.価格調査

YouTubeで商品やサービスを販売したい人は、あるいはしている人は、

商品の説明をした上で「いくらなら買ってもよいと感じるか」を
ターゲット顧客に聞きましょう。

3.商品開発調査

新商品の開発にあたって、ターゲットとなる顧客のニーズを
聞き取りましょう。

顧客が使っている商品の不満や要望などを詳しく聞くことで、
商品の改良や新商品の開発に役立てることができます。

アンケートではなく直接話しを聞くことで、表情なども見えるし、
本音を知れるので、顧客が意識していない不満やニーズにも気付ける場合があります。

顧客が商品を使用する際に不自由を感じている部分を見つけ出しましょう。

4.コンテンツ調査

○○ジャンルなら、どんなコンテンツだと、
YouTubeで見たいと思うのか?を聞きましょう。

この質問をする場合は、ジャンルを絞った中で聞かないと、
漠然としすぎて答えられないので注意しましょう。

普段、そのジャンルを見ている人なら、必ず、もっとこういうのが
見たいだとか、商品に何かしらの不満があるように、

コンテンツにももっと○○してほしいがあるので、
そこを聞けるようにしましょう。

5.ブランドイメージ・満足度や好感度の調査

ブランドイメージ調査は、あなた自身、あるいは商品が、
競合と比べて、どれくらい知られて、どんな風に思われているのかを
知る調査です。

ぶっちゃけて言ってもらわないと意味がないので、
聞く時は本音で遠慮なく言ってほしいことを伝えましょう。

【Q&A】YouTubeの参入に関してよく質問されること

リサーチはどのくらいの期間するべきですか?

1週間から1ヶ月で十分です。それ以上に時間をかけても意味がないです。

ある程度の仮説とともにやらないとわからないこともあるからです。

やって気づきを得るので、そこで修正をはかっていけばいいですしね。

どれくらいの期間をYouTubeで動画を投稿し結果がでなければ撤退した方がいいですか?

ここは、非常に判断が難しいところで、詳細を知らないと
答えることは難しいです。

1年ぐらいは見ていただいですが、やり方やコンテンツの中身が悪ければ、
ずっと続けていても芽が出ないですしね。

需要多くライバルYouTuberが少なければ、1年も時間かからずに、
収益化していくこともできますし、撤退時期は言えないです。

投稿数がどれくらいから稼げるようになりますか?

100コンテンツ上げてからとか言われる人もいますが、
そこまで上げなくても稼げる人は稼げますし、

投稿数は、YouTubeの編集作業を覚えるなり早くするための
ものさしでしかはかれません。

そのものさしなら、100コンテンツ上げれば、スキルはほぼ
獲得できます。

YouTubeで商品、サービスを販売したいのですが、いつからまた登録者数がどれくらいからしていいですか?

YouTubeで自分で商品やサービスを作って販売する場合は、

100人から1000人いれば、販売は十分にできます。

広告収入で稼ぐなら5万、10万、と増やしていかないといけないですが、
自稼YouTuberならそんなに視聴者さんは要らないです。

自稼YouTuberが稼ぐのに必要なのは、ファンだけで、
興味関心を強く思ってくれる人だけでいいので、

その人たちにいかに育てれるかそこを考えて動画作りをしていけばいいので、
新規さんはたくさん作る必要はないです。

まとめ

今回紹介した方法で市場調査をすれば、あとは安心して
動画作りに励むことができます。

参入する場所を間違うと、その後の活動が無意味と化す場合があるので、
入口はしっかりリサーチしてからにしましょう。